長谷守保 建築計画

100年後って



例のセントラルパーク構想では「今後の100年を見据え、都市機能の充実は図り、、」が出発点になっているようなので、100年後って?改めて考えてみなければと思いました。
もちろん世界は引き続き人口増が続き、経済、食料などの大きな問題になりつつありますが、まず日本人がどんな風になってゆくのか?という事で人口推計を絵にしてみました。
数字では見聞きはしていましたが、やっぱり実感としてこれは大変なことだなと思います。
2100年のは、今後次第ですが、概ねこのくらい、つまり今の半分くらいには減るでしょうし、周囲を見回して、2人に1人がいなくなる、と想像してもらえれば、良いかと。
全体が小さくなったって、作るひとも減れば、使うひとも減るからそれはそれでバランスなんでしょうけれど、都市経営的に考えれば税金も半分になるわけだから大きな体は維持できなくなるのは当然です。
100年を見据えたところで、今作られる建築物が100年もつ可能性は恐らくゼロに近い事は、築50-60年程度の優れた近代建築物たちが次々と解体されているのを見ればあきらかですが(docomomoの活動ご覧下さい)もしかして50年後、使えなくなった建築物たちが、解体する予算さえもなく、スラム的になってしまうことはあり得そうに思います。
国破れて山河在り、ではなく国破れてスラム在り、みたいなブラックジョークみたいな状況も、今回の原発への想定が甘かった事への反省の延長線として、あり得る事として直視すべきじゃないかと。
と、分かった様な事書きましたが、ここしばらく住宅設計がほとんどで、都市や未来についてあまりきちんと考えて来なかった自分への反省も込めて、これを機に考えてゆきたいと思います。

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On 4月 20, 2012
by hase
in 浜松のこと

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