自衛隊の闇組織/別班

  • 2023.10.03
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僕にしてはミーハー?VIVANT観ちゃい、ついでに読んじゃいました。
でも5年ほど前に出版されていたようで、ドラマと直接関係あるわけでもないようですが、書店に平積みになっていました。
あれだけ豪華キャストで力を入れて、このような国家の機微に触れかねないネタをドラマ化した裏には、政治の世界からの何らかの働きかけがゼロであったはずはないと思う。つまり国民に何らかの洗脳をしたいという意図というか。
ドラマではそんなことは描かれていないけど、本書で著者が強く訴えたかったことは、「別班」が「自衛隊最高指揮官の首相や防衛相の指揮、監督を受けず、国会のチェックもなく武力組織である自衛隊が海外で活動するのは文民統制を逸脱する」ということ。「文民統制」は太平洋戦争を止められなかった経緯などの話によく出てきたように思うけど、今の日本ではほとんど聞かれないように思う。それは自衛隊が「軍隊」なのか曖昧なままだからかもしれないけど、そこはやっぱりハッキリさせるべきだし、その上で文民統制、という意識を国民もしっかり持つべきだと思う。
別班はそもそもCIA、つまりアメリカとの関係で作らされた?ようだし、総理や大臣にも秘密なのは、某防衛相が「長くて2年くらいしかいない大臣になんて言うはずがない。そういうことかなあ」とポロッと言った通りなのかもしれない。それを言うと、政治家はつまり官僚にナメられて当たり前だし、財務省が好き放題やってるのもそう言うことなのだろう。
継続してゆかなければならない国家の大事なことは、政治家になんて任せられるわけがない、と。
VIVANにはそんなことは全く描かれていない。とても面白かったけど、娯楽でしかないし、もしかして、そう言う言えない秘密がなければ、国家なんて守れないんだよ(だから秘密を強化するよ)と言うメッセージなのかも??