統計の威力/Newton

  • 2013.12.20
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統計。なるほど、今の世界を動かしてるすごい力なんだな、というのは感じましたし、統計をうまく用いる事で、個人や国などが主体的に何かを選択する参考とするというのはとても大切だと思うのだけど、いわゆるビッグデータによって僕たちの行動や好みが吸い上げられて、売れるための商品がつくられていく、という面はとても気持悪く思う。つまり、こちらから選ぶ参考にするのではなくて、無理矢理(というか無意識のうちに)選ばされ、結果売れる物ばかりの世の中になってしまって来てますよね。売れないものはいくら価値がありそうでも排除されるために統計が使われている、というような。

さてそれより、「脅威の食虫植物」という特集の方がよっぽど僕には面白かった。何故植物として(つまり動物でなく)枝分かれしてきたのに、補食する、という力が備わったのか?理由は、土等に養分がなく植物として育ちにくい環境にあったから、そうなった、というのはそうだろうね、という事だけど、葉っぱが広くなったり背が高くなったりというバリエーションを超えて補食なんて能力を得られる程、環境に対して変化が可能なんだ〜という感心です。というか動物も含めて、常に環境の変化に対してかなりの巾の変化の可能性を秘めているけれど、それほど環境が変わらないか、急激に変わり過ぎて変化しきれず滅びるかしてしまっているだけで、うまくゆけば凄い変化をできる可能性を全ての生命体は持っているんじゃないのかなあ。

もうひとつ「なぜ鳥は飛べるのか」も。人間がいくら飛行機で飛び回れるようになっても、あの自由な飛び方とは全く比較にならない程度だし、やっぱり人間の文明なんてたかが知れてるという事を常に自戒として思い出さないといけないなあと。