細川さん、白隠さん

  • 2018.05.24
  • BLOG

GWごろから読んでた数冊。護煕さんのことをもう少し知りたいと思いまして。詳細は忘れましたので印象で。

護立さんは祖父にあたり、護煕さんは一緒に過ごした時間も長く、帯にもありますが「トノサマ」で、日本や東洋の美術品の価値を一目で判断できてしまったそうで、また同時代には茶道具に入れ込む収集家も多かった(今もですかね)けど、形式張ったものとして見向きもせず、純粋に美しいと思うものを収集されていたそう。で、若い頃、体を悪くして、助からないかもとも言われてたところで白隠の健康法?を知り、実践した結果長寿を全うされたそうで、それもあり白隠さんのコレクションも多いそう。もちろん単なる健康法ではなく、禅の深い部分とつながるものだから、護立さんの人生にも大きな影響を与えたのだろう。また白隠さんも同じく、修行のため体をイジメすぎたからか体を悪くして途方に暮れかけたところを、仙人?に教えられたことを実践して長く生きた方。

その白隠さん、沼津あたりにいらっしゃって、没後250年とのことで、最近展覧会やらあったようですが、表面的なところじゃなくて、深いところを感じたり、この書もかつてベストセラーだったそうですが、体の良い方も良くない方も、心がければ間違いなく良い効果が出ると思うし、「型破り」なんて形容は是非やめて、何故型にハマらなければいけないのか?みんなハマってしまうのか?ということを考えるべきなんだろなと思う。詳しいわけではないので偉そうなことは言えませんが、とても感じるところがあるので、今後もっと知りたいと思います。

そして護煕さん。政治家引退後は山中で、作陶や書画に耽って?られますし、とても質が高いのですが、それは子供の頃からお宝?に接してきたことも多少あるかもしれないけれど、「感性というのは、、、子供の頃に木登りをしたり、朝散歩がてらに日の出を見たり、路傍の草花に目を留めてそれをめでたり、鳥の声や虫の姿に興味を抱いたり、そういうことから育まれていくものだ」し、大人になってもそれらが感性の元になると。そう思います。

護煕さんも「型にハマる」ことがお嫌いなんだと思いますが、何故型にハマるか??それはその型に「感性がない」からではないでしょうか?ということで3冊が繋がって感じられています。