竣工写真ー外

  • 2011.02.07
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昨日オープンハウス、今日引渡してきました。
以前も書きましたが、設計のスタートからかなり長い期間だったり、このような独特な設計だったりで特別な思いもあるのですが、撮影をしたり今日はそのデータ整理をしたりと追われ、今日はちょいと疲れております(^_^;)が、頑張って早いアップです。
まずは外観。解説めいた事は何度か書きましたので、まあ見て頂いてどう感じますか?
とにかく見慣れない感じだと思いますし、普通は、壁を立ち上げ屋根をかける、という設計なのですが、今回は、屋根で被って空間をつくる、という(竪穴式住居的に考えればありふれてますが)設計です。平面が四角いというのはある種の合理主義から普遍化してしまっていますが、断面形状が四角い現状というのも余り言及されていませんが根は同じなんじゃないかと思っていますし、もちろん壁が斜めだと家具なんか置きにくいし、よく考えないとかなり使いにくい。
でもよく考えておきさえすれば、外壁+屋根、という費用よりも,大きな屋根、という方が意外とコストも抑えられるんじゃないか?というのがこれを設計した一つの根拠です。
と、結局以前に書いた事をまた書いてますが、要するに店舗と住居という二つのトンネル(つまり2方向のみが大きく開放されている)を組み合わせる事により、それぞれや、接する幹線道路から守りつつ、開ける方向に開いているというだけです。
僕の中では、この建築もあくまで「モダン」であると思っています。
模型段階では、雪国の合掌造りみたいだと言われたりもして、でもそんな素朴なものをつくりたい訳ではなく、けっしてそのように見えてはいけないと思っていましたが、どうでしょうか??
人間って、形に対するある種の既成概念というか、偏見というかがあって、例えばその合掌造りですが、だから普通の設計者は、敢えてそうしたいのでなければそんな形状には変に近づかないと思いますが、僕も正直怖々と設計をした面はあります。(つまり出来て合掌造りだと言われたく無い)
自分なりには結果に結構満足はしています。が、他者にどのように映るのは、いつもの仕事より全然良く分りません。でもたまにはこういう仕事をしなければいけないとも思います。
内部は近日。