社会は変えられる?

  • 2012.10.15
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2日で10数時間電車に乗っていたので、持参した分厚い文庫本も読み終わっちゃったので買いました。
ニューヨークのオキュパイ、ウォール街占拠デモ、エジプト革命、そして日本でも反原発デモ(これは成果が出ているとは言えないだろうけど)、と近年社会の変革を目指した様々な動きが出て来ている中で、「こうすれば、きっと『社会』は変えられる!」という特集。
日本ではあんな惨事が起ってもどうも結局社会は変わらないように見えるけど、そして僕もちょっとした活動を通じて社会を変えたいとは思っているけれど、どうにも糸口が掴めない気がしてずっと考えては来たんだけど、本書で少し腑に落ちた文章がありました。
「そもそも代議制は、民主主義とは関係ありません。ルソーによれば、代議制は封建制の産物です。地域の有力者や貴族等、社会集団の代表とされる人々に政治を任せるシステムですから。
代議制民主主義は、この100年ほど支配的だった制度に過ぎませんし、最初から「選挙による貴族制」だという批判が多かった。ですから庶民にとって『政治が遠い』のは当然です。それでも経済が好調の間は、政治には無関心で済みましたが、いまやそれじゃ済まなくなりました。」
問題はここにあり、解決法もここにあるんだと思います。
今の議員で、「べき」論を語り、身を犠牲にしてまで働く方がいるとは思えませんが本来そうでなければ議員なんて不要だし、むしろ有害でしかないんじゃないかとずっと思っていました。
もうひとつ
「もっと多くの人が参加できる民主主義が必要。外から要求するだけではダメなんです」
もちろん代議制を破棄する事はできないでしょうけれど、もっと様々な形で参加できる政治と、それをサポートする議員、というのがあるべき姿じゃないかなと思います。
今はその逆。いかに参加させないかという行政側と、票(人気)を追い求めるだけの議員。
少し自分なりに頭の整理ができました。って読んで頂いている皆さん済みませんw