浜松の竿縁

  • 2023.09.07
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こちらも順調に形になってきてますが、藤枝とは外形が違うため雰囲気も違います。
またスパンが大きく竿縁の長さが長く、同じ竿縁(何度も言いますが和室の竿縁ではないです)でもいろんなバリエーションができそうです。

こう見ると藤枝に似てるのですが、外構まで仕上がった時の違いをお楽しみに。

最近は長期優良とかで補助金をもらうため、などの理由で木製サッシをあまり使わなくなってますが、それでも外付サッシ(あまり使う人はいない)で特殊な納まりで、木構造などがすっきり見えるような配慮をしています。
最新の新建築で、伊東豊雄さんが、建築の目指すべきところとして「静寂な美」と「奔流する力」を挙げられていたけど、前者については私なりにずっと求めてきたところで、後者は決して関連して話を出していた岡本太郎の作品のような力強さが必ずしも必要というわけでなく、抽象化に走らない、縄文時代のようなものを指しているのだろう。そういう意味では素材そのものの良さや、それをどのような形やパターンとして浮かび上がらせるか、ということであり、ここで私が実践している事とも重なるのではないか、などと思ったりした。