検討模型

  • 2012.01.28
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しばらく前に上げた模型となんとなく似ているのですが違う住宅です。
同じ時期に考えたプランはついつい同じ傾向の解法になりやすいのは自然な面はあるとは思うのですが、敷地やコストや要望などの微妙な条件の中で必然的に違う形になってくる事が多いので、たまたまそんな条件に共通点があったという事だとは思います(いい訳がましい?)
ま、この案に決まるかどうかは分かりませんが、角地の敷地で今までと違う南からのアプローチの案をつくってみたことで似た感じのプランでも色々な面で随分変わったのが少々驚きでした。
住宅敷地ですと接道が一方であったりでアプローチは必然的に決まってくるケースが、今までの自分の仕事を振り返ってみたところ85%くらいにはなりました。残りの15%は角地などで複数の可能性をもちつつ、でも高低差などの理由でこっちしかないだろ、というケースがほとんどだったように思います。
また、個人的には南面は大きな窓と庭を配する事が多いので、そちらにアプローチや駐車場があると落着かない面があるので、寧ろ北側道路の方が落着くと思う事が多いのですが、浜松とかですと駐車は2台以上必要でそれなりの空地になり、庭の空地と別方向に分断され、この模型のように同じ南側に集めることである種の開放感は増すものだと思いました。
今まで実際に建ったプランの10倍近くはプランをつくったとは思いますが、まだまだ気付く事が多いものだなあと。。そしてプランだけでもとても多くの可能性がある中でそれを決める設計者の責任は大きいなあと改めて思いますが、施主さんはやっぱり素人。たまには同業同士で批評をし合うとか必要なんじゃやないかと感じます。
見られてはずかしい仕事をしていないつもりならお互いもっと公開できるといいですね〜〜