新建築8月

  • 2011.08.15
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ざっと見て感じるこの「窮屈さ」は一体なんだろうとそれぞれの立地を見ると大きなものを除くと、1件以外全部東京に建つものでした。というかここに住み始めてから解き放たれ過ぎてるから余計感じるのですが。笑
でも東京ですから窮屈でもこんなデザイナーズだったらビックリする家賃なんでしょうし、だからこそこんなものが(かなりの工事単価のものが多いかと)成立するわけで、また借りる側は、車のように日々目にしながら比較したり、試乗したりできず、不動産屋さんに案内された第一印象で借りざるを得ない所がまた特殊だなあと思うわけですが、でもって目を引くデザインが重視されるのでしょうね。
一方の地方、浜松でもデザイナーズ賃貸はかなり少数派ですが、オーナー側はやはり特殊なものでリスクを抱えるより妥当に、、という判断なんだろうけど、建ち続けるマンションと減り続ける若者の中でそのうち恐ろしく安くしないと借り手がつかなくなるだろうと予想がつくのですが。。
デザインにではなくても、増えるであろう単身高齢者のためにも対応できるようにとか。(やってるのかな?)
また、団地や小さいものの改修についてもいくつか取り上げられていました。
青木茂さんのも載っているのですが、いつものごとく野暮ったい。ハリボテ。こんなじゃ機能的には延命されてもデザインとしての寿命が早くまた来そうに思うのですが。。
確かに改修は大変ですし、デザインをまとめるのも新築の数倍大変なのは分かりますが、それで少しでも良好なストックが増え、家賃も安く窮屈でなく住めるなら良いですし、僕もそのうち一度くらいは取り組んで(一度でやめるのかよって?)みたいと思います。
何にしても、素直な感じに見えないということは、どこか無理しているわけで、人間もいつまでも突っ張って生きてゆけないように、いつか疲れが出るのだと思います。