新建築6月

  • 2016.06.01
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日建設計の「東急プラザ銀座」だそうで。なんかでかいビル物が多くて読み流してしまった^^;でも近年比較的ビルが多いように思うのも、購読しているのがビルを良くやる組織事務所の方が多いから?もしかしてそうなのかも。となると僕も関係ないのかもなあ〜。昔、原広司さんが、建築家は建築雑誌なんて読まずに全然違う分野のものを読め、だったか建築家同志で付き合わずに違う分野の人間と付き合え、だったかそんなニュアンスの事を言われていて、それは本当にそう思うのですが、という意味で本誌もいつかやめても良いのかな〜ともたまに思っています。

昔ガラスの様々な表情によって建築の内部と外部をゆるくつなげるようなデザインが一時期流行り、東京にも沢山できましたが、メゾンエルメスとか、プラダブティックとかTOD’Sビルとか、スケールが小さかったから出来た面もあるんでしょうけど、ガラスの素材感や親しみが感じられて好きでしたが、一方こちらは、うーん、見てみないとこの手のガラスデザインは分からないけど、人を圧する感じがしますよね。それ以前にビルが大きいから仕方ないですが。

右上のは、バルセロナのスタジム改修の国際コンペで、これまた日建設計さんが勝ったそうで。このアングルでは分かりにくいですが、1957に出来た既存躯体を生かしながら、という辺りも素晴らしいですが、どこかの国の新国立競技場よりずっと価値のあるものが出来そうですね。それも含め、東京には今後もボコボコとデカい箱が出来続けるそうですが、局地的には活力となるんでしょうけど、日本全体で見れば活力を失わせるだろう、ということは少し考えれば分かりそうなのに、近視眼的にしか日本の都市は進めないんでしょうかね。