新建築3月号

  • 2010.03.03
  • BLOG


「東京スカイツリー」それもつくりかけの。。。
毎月文句ばかりになって自分でも嫌になるが、でもこれは嫌だ。
都市にランドマークは重要だが、でもランドマークに過ぎない。
それに、出来てもきっと感動は与えてくれない。驚きは与えられるだけで。
それより「ベイサイドマリーナホテル」という海運コンテナ規格サイズとして海外でつくってローコスト化を計った建築が、やっぱりユニット工法独特のチープさから逃れられていなかったのが逆に興味深かったし、グーグル、ユニクロ、ヤフオクを引き合いに、今の時代にコンテナ建築に取り組む意味を記していたのが考えさせられた。頭では理解できるけど、感覚的にこのコンテナは受け入れられないと。
軽薄な時代にそれを是認するような軽薄な建築をつくることにどうも抵抗がある(もちろん軽薄というのは一方的に悪い意味で使っていない上の話だけど)
なんだか社会も建築も、人間の生身の身体からどんどん離れて行くように思える。
社会は仕方ないとしても、建築までそれに追随して良いものか??
多分人間はいつまでも楽器を奏で、自ら料理をし、機能的とは思えない衣服を身にまとい、無駄に絵を描き続けるだろうように、建築も言葉で表せないけどなんかそうあって欲しい、というような存在であり続けて欲しいと願います。
良くわからない?