新建築2月

  • 2014.02.06
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妹島さんの、京都の集合住宅。この表紙写真だと断片しかわからないので、ネットにあった模型写真(実物のはネットでは見つからなかったけど掲載されてて、なかなか笑えます)

10戸ですが屋根は20枚くらいで、つまり1戸が2ボリュ−ム位に分節され、その間に専用庭があり、「どこをとっても違う展開を見せる空間構成は、ここに住んだら楽しいという気持を湧き立たせてくれる」とのこと。

鉄骨の細いフレームに木造の屋根を乗せているのでインテリアとしての優しさや屋根の程よい軽やかさが出ている、という意味では他の妹島さんやSANAAがしばらく前つくった明け透けな集合住宅よりは良いなとは思うし、賃貸だからまあ好きな方が好んで住むだろうから良いのだと思う。けど、冬は辛そうだなあというのと鉄骨のフレームはやっぱり僕は長時間見ていたくないなあという感じ。

集合住宅特集なので他にも色々あったけど、山口誠さんのoggiは、いつものように重量感のあるミニマルさというか、僕は好きですが、素材やディテールも本当に良く考えてあって、寡黙で品があって良いなと思います。
誰か集合住宅依頼してくれないかなあ。。。。