宇宙ーわたしたち

  • 2010.08.13
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「無」という言葉に惹かれて買ったようなものですが、内容は宇宙の誕生や量子論でして、実はそれほど興味がない世界でもありました、というのも、僕たち生な人間とほとんどかけ離れたような研究がされていて、何かそれらが僕たちが生きる力になるようなものでは無い気がしているからです。
実際、私たちが住む世界は一般相対性理論で扱われ、宇宙の発生や素粒子などといった世界は量子論で語られ、今のところそこに接点が見つけられていないのが現状です。
でも、それら全ての統一理論が研究されていて、それが僕たち一般人にも何か感じられるような形でまとまれば、そのときには僕の興味も増すのかなと思います。まあ相対性理論がそうであるように、現代の知の最先端は、既に一般人から遠い所に言ってしまっていて、かつての進化論や重力などのような、学問の生活への身近さ、というのはもう求めるべくもないのかなとも。。
まあしかし、宇宙の始まりなんて知る程に、人類なんて、そして自分一人の人間なんて、本当によどみに浮ぶうたかた、にも及ばないものだなと。
国家予算を宇宙につぎ込むのであれば、ただ難しい学問の世界に閉じた「知」ではなくて、人類が今後生きる糧となるような生きた「知」をもたらして欲しいものだと切に思います。
話は変わって「宇宙」という言葉、「宇」も「宙」も余り使われない文字の組合せで、語源が気になりちょいとネットで調べてみたところ、宇は、過去現在未来、という全時間を、宙は、全ての方向、全空間を、意味するようです。空間はもちろん、時間の観念も含まれていたなんて、やっぱり東洋の世界は深いですね〜。
最後に余談で、誌中に高校の同級生が載っていて、偉くなったもんだな〜と。確かに研究者っぽいヤツだった。ノーベル賞でも取ってくれい〜