孫悟空とローマ教皇

  • 2019.11.27
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猿と教皇を並べるな!と叱られそうですが、悟空は中国ではヒーローでしょうし「空を悟る」のですから釈迦にも劣らぬ存在なのかもしれません。

そして先日、教皇が来日され原爆への強い想いなど語られたそうですが、僕は勝手にキリスト教社会が生み出して投下した者に対する自責の重い言葉だと受け止めました。

キリスト教においては人間は神が創造されたものであり、だから決して猿が進化した訳ではなく、人間は選ばれた存在であり、有色人種も猿のようなものであり、植民地の奴隷としても良いのである。

第二次世界大戦は間違いなく世界の植民地化の結果であり、大きな植民地を持たない日独伊が劣勢の中で近隣の国に手を伸さざるを得なかったけど、英仏なんてそんなことをしなくても世界に領土だらけだった。

そして、もし日本が白人で、キリスト教国だったなら、多分原爆は落とされなかっただろう。

 

香港は大揉めでしたが、あれだってイギリスがぶん取ったことによって中国を引き裂いた、と言えるし、植民地なんて非人道的なことを元々始めなければ世界はもっと平和だったかもしれない(気がする)

で、なぜ孫悟空を持ち出したか?ですが、結構最近のこの映画でも孫悟空の「猿」感がなかなか強くて(豚感もね)、ああやっぱり、動物を下に見ない国なんだと、そこは中国に好感を持ちました。

でも日本においては、孫悟空は僕らの子供の頃の例の堺さんの役でもかなり猿感はなかったし、それこそドラゴンボールなんて猿のサの字もないけどだから世界に受けたんだろう。つまり日本は西欧化したのだ。

僕は今の中国の肩を持つつもりは一切ないけど、でも上記のようにそれはキリスト教社会がそう追い込んだと言っても良いと感じていて、仏教をベースとするアジアが新しい世界の秩序を作れれば良いと思う。

 

まあまだまだ勉強不足の僕が言う程度のことなので、アホやな〜と読み流してもらえば良いけど、自分の中では結構確信のある、さらに深めて行きたいと思っていることなのであります。