原発・免停・自民党

  • 2013.07.19
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間もなく選挙ですね。
久々の長期政権になりそうだからこそ、今回の結果は今後に大きな影響を与えそうですから真面目に考えないといけないはずですが、世の中は逆に自民党でいいじゃん、という空気ですよね。
まあ野党が小粒でバラバラな事を言っているから仕方ないでしょうけど、改めて原発について考えてみました。
今までは正直、きちんと安全性の評価や今後の体制ができるのであれば早く再稼働させた方が日本の経済の(それは私たちの今後の負担につながる)ためになると思っていましたが、ふっと、運転免許って、違反や殺人などしてしまった時に、かなり厳格に取り消されたりしばらく取れなかったりさせられるし、確かに凶器になりかねない自動車を運転する責任という意味で妥当だ、とするならば、今回の原発事故も同じことで、「今後絶対に気をつけますから!」と誓約したところ免許が戻って来ないのと同じく、やはり少なくともいくら経済がダメになろうが今まで恩恵を受けて来た、そして間接的に原発を進めさせて来た国民全てが責任をとって免許取消を受入れなければならないんじゃないかと思いました。
それに、その後の安全性の評価やらを見ていても、どう見ても形式上でしかないように見えますが、それはやっぱり、政治が声の大きな存在(経済界や産業界など)のご機嫌取りをせざるを得ない、次ぎの選挙に勝てれば良い、という体質だからのように思えますし、その体質は基本的に自民党がつくってきたものでしょうし、アベノミクスはうまく行っているように見えますが、将来の負担がいくら残ろうが、今景気を良くする事が自民党のためになるという意味ではやはりその体質の延長線上でしかありません。
どうせ自民党は圧勝するでしょう、だからこそ、少しでも圧勝させないようにしないと、その体質が強化される一方でしょうし、やっぱり大した反省もなく原発は再稼働してゆくのでしょうね。
政治家が反省しなくて良かったのは、失敗を埋め合わせられる体力の有る時代で、これからはやっぱり反省もきちんとして、少しでも老体(日本のこと)に無駄なダメージのない政治を行ってもらわないと本当にマズいと思います。