上棟

  • 2011.08.01
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土曜日上棟で餅蒔きもしてきました。ご親族やご近所の大勢の方も来られ、雨の中だったので逆に思い出深いものになりそうですし、骨組みの状態でもそうやって多くの方に見られるというのは設計者としてはやっぱり良い緊張というか改めて責任感を感じます。
今回は、うちと同じでほとんど天井もなく、構造材などかなり見せる設計なのと、(また)スキップフロアなので設計、材料、打合せ、施工と気をつかう仕事でしたが、やっぱりそうやってエネルギーを注げば注ぐ程、そこに緊張感が出て来るもので、といっても鉄骨やコンクリートやガラスではなく、材木から生まれる緊張感というのは、美しい格子を見る時に感じるような感じで僕はとても好きです(もちろんだからこういう設計になるのですが)
またこうやって骨を見せるためにはその空間にもきちんとした骨格がないとちぐはぐになります。つまり誤摩化せないという事なのですが、もちろんそのためにある種の制約もあるので、どちらが必ずしも良いのかとは言えません。
そして昨日、新しい仕事をお受けさせて頂く事になりました。表現をする仕事には共通すると思いますが、現状を守りながら栄養を蓄える時期と、その栄養を新たな形に花開かせる時と。今回は後者の
、自分を少し違った形に成長させる仕事になるような予感を持ちつつ、でももう少し栄養分を補わないと足りないかも、という焦りも感じつつ、しばらくちょっと集中しようと思います。
色々な事に謙虚でありさえすれば、自ずと道は開けて来ると、言い聞かせながらです。