マザーテレサ/DVD

  • 2009.01.08
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僕は特定の宗教には属しませんが、「宗教的」なものに属する、つまりは、個人なんてものはとても無力なもので、でもとても大きな大きな存在があるという事を感じて生きているという事は、とても大切だと思っています。
マザーテレサという存在は詳しくは知りませんでしたが、上記のような意味で、「無私」の極地のような方で、言葉の中にも「人間って、組織に属していない方が幸せなのよ」という言葉もありましたが、キリスト教も結局大きな組織でもあり、そこから出て、一人の人間として、主の思し召しのままに、底辺の人たちのために生きた方でした。
「無私」であるということがこんなに大きなものだという気持ちで、素直に涙が出る映画でしたし、皆さんも是非借りて見てみてください。
世の中の良くない事は全て「無私」を忘れたところから起こっていると言って間違いないでしょうし、僕たちが、本当に心から満たされた気持ちになれるのは、そんな無私な気持ちに触れたときなんだと思います。
なんだか実行できない崇高な事を言っているようですが、そうではなく、皆さんの仕事にだって、僕の仕事にだって、無私な心で向き合い、周囲の人たちを満たすことはできると思いますし、本来、仕事っていうのはそうあるべきだと思っています。
僕も、建築の事を考えている時には、決して自分の虚栄心なんかではなくて、自分が消えた後に人びとを満たす事ができるような建築を作りたい!と思いつつ、まだまだ努力が足りないなあ。。なんて日々感じています。
それにしても、今の時代、こんな狂った時代だからこそ、宗教心(もちろんまともな!)とか、とても大きく超越的な存在というのを感じる必要があるように思います。