セントラルパーク構想傍聴へ

  • 2012.03.26
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今日、セントラルパーク構想検討会第5回(最終回)の傍聴に行きました。
今までの議事も公開されていて、厳しい意見もきちんとそのまま記載されていますので是非ご覧下さい。厳しい発言をされている委員のお二人は昔からよく存じ上げていまして、会議後にお茶をしながら裏話なども聞いてきました。
議事はそのうちアップされると思いますので、個人的に印象的だったことを。
・会を通じて行政と委員、また委員同士でも平行線なところがあったのは、スタートラインの何故安藤さんに依頼したのか?文化センターの話が何故入って来たか?について経緯も理由も説明がなかったからでは?
・浜松はフローばかりでストックがない。家康の歴史的評価を本当にした上での計画なのか?
・「今後の100年を見据え、、」であれば本構想は再度始めから検討され直されるべきだ
・若い世代も関心を持っている。これが終わりでなく市民と考えるスタートの日である
以上は僕も同感ですし、「若い世代」は僕たちのこの活動100年100色にも参加頂いていてのご発言で嬉しかったです。
ただ、商工会議所の代表で来られていた方が、安藤さんにお願いした身としてと前置きした上で、チャンスなのだからやってもらう事を前提に前向きに議論するべきじゃないかとキレていたのは驚きました。つまり安藤さんありきの会議をせよ、と????
また安藤さんの提言は本構想とは別だと市からは何度か答弁があったけれど、1000万円からの予算が使われているし扱いを聞かせて欲しいとの質問には答えずに会議を終わらせてしまったのには苦笑いでした。。
でも、文化センターについては市側からも、建設するかどうかを含め市民の意見を聞くと答弁があったり、今後市民の意見を聞くと随分言っていたりしましたので、まだ骨組み部分でも見直される余地はあるのかな、と思いつつ、今までの例のように口先だけになりそうにも思うので、市民側も戦略的にネチネチと動かないとダメだろうなと感じました。
そして市民としてこれから何ができるか、ですが。
昨日も、城公園をに関するとある発表会や今日の話を通して、家康というのはもっともっと大切な歴史として知った上で考えてゆかなければならないなということと、もっとあの場を利用し、色々な事を感じてゆかなければということ、あとは行政に対して効果的に立ち回らないと単なる多くの意見の一つとして流されてしまうので戦略が必要だなという事を感じています。
僕はこの活動を、自分が設計をやっているからとか自分が!という意識で始めたつもりはありませんし今後もそのつもりはありません。もちろん僕は建築のプロですしだからこそ気になるのはありますが、市民の中の1人として、多少若くこれからあそこを使ったり税金を払ってゆく身として、このままでは決して良い結果にならないという危機感を感じるのです。
住宅の設計をさせて頂いてつくづく思うのは、建築主が自分の大切な資金の中で出来うる限りの夢を描き実現する事で得られるものは、他人事のようにいつのまにか出来るものとは全く違うものだということで、それは市民と公共施設であっても同質のものであるべきだという事です。
まあでも楽しく継続する事が大切なので、活動としてはピクニック気分で気軽にやりたいです。
ご興味あればぜひぜひ。