スタジオムンバイ

  • 2012.08.09
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ギャラリー間で展覧会やってるそうなので見に行ければなのですが、読みました。
インドの建築家ビジョイ・ジェインの設計事務所というか様々な職人とワークショップでつくっているそうなのですが、まずは人件費によって日本ではこんな規模では難しいでしょうねえ。。
日本とも多少近い気候や環境の中でのデザインなどとても触発されるところもあり、ものをつくるあり方もですが、基本的にそういう手法的な事ではなく、この手法を導いた思想を理解する事こそ大切ですよね。一方でこういうのを手法的に真似しようとする向きははびこるわけですが。笑
設計なんてマニュアル的に学べるわけが無いのにその手の本が近年多いですよねえ〜〜
ジェフリーバワについて「力みが無いんです。空間の位置も構えもさらさらっと決めているような感じで。。ちょうど武術や柔道、柔術の型に無理がないのと似ています」
「建物というのは既に起こった出来事と、これから起こる事と、今起きていることの間を揺れ動いている。逆に言えばこの3つの時間の間を建築が行き来できるだけの余地が残されている。。。建物は作者の肉体的限界を超えて存在し続けるでしょう?そんなわけで、私にとってルイスカーンは特別な存在です。彼にはこうした無時間性を自在に表現できたし、時間を超越した建築がつくれた。」
と、思想の奥はこのあたりで理解できそうに思います。
この思想は他では代用できないけれど、つくる手法やデザインは他にも代用はあるでしょう。