オープンカレッジin浜松

  • 2013.02.10
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オープンカレッジなるものに行って来ました。実は最近情報に疎い生活をしている?ので広報はままつに載って知ったのですがしばらくして予約しようとするとほぼ一杯で諦めていたところ知人にチケットを頂いたので行ってきました。
著名人がやたらと来て沢山の講座の中で「浜松市みらい計画」まあまたどこかで聞けるかもしれない話より浜松ネタだったので僕向きだったのかもしれません。
安藤忠雄さんの双子の兄弟の北山孝雄さん。建築の世界でも昔から有名でしたが、まあ開発の仕掛人というか、自らの言葉だと安藤は文化で私は風俗だとw
生で始めて見ましたが話し方やら顔やらそっくりびっくりでした。
アクトに泊まったのだけど最低であんなもの無くしてしまえ!と安藤さんと同じ調子なのですが、以前安藤さんが講演に来た時も思って書いたのですが、それを聞いて皆笑っているのだけど言う方は余り角が立たないように楽しげに言っているだけで、実はとても切実な事なので笑っている場合じゃない!と今日もまた思いました。
康友市長も出ていて、政令指定都市の中で浜松市は人口集中率(DID)がダントツに低く、また道路総延長がダントツに長く、つまりは田舎なんだ、とあっけらかんと言ってましたが、つまりそんな都市は所詮20万都市程度であってアクトほど大きなハコモノは不要だった、と自ら言っているようなもので、恐らくその意味もあって北山さんは無くしてしまえと言ったのだと受け止めましたしそう思います。
中心市街地を考えるにあたって、実質何万都市なのか?つまり他都市で言うとどの程度を目指すのか?という時に市側は恐らく80万人いるんだから80万都市とどこかで見栄を張っているから上手くゆかないに決まっていて、身の丈を知れという事だと改めて思いました。
でも市長は改めて、新たなハコ物はやたらとつくらずに有る物を活かしてゆくと語気を強めていました。が、、急いでつくれと言ったり風向きが悪くなったら引っ込めたりと、この人は思想のない人だね〜と、まあそんなもんなのか市長は。
あと多田宏行さん(知らなかったけど)が都市も自分の家の延長のように考えないと魅力的にならない、と言ってましたしそう思いますが、それ以前に日本人は自分の家自体に思いが希薄なんだからまずは自分の家くらい思いを込められるように変えないとダメだろ〜とも。
北海道を拠点にランドスケープをやっている高野文彰さんは海外でも活躍されていて、作品たちはとても美しく、何しろ生き生きとしていましたし、言葉にしなくても伝わるものこそが大切でそこにこそもっと予算をつけてつくっていかないと潤いは生み出せないんだろうな、と思いました。
良い企画だと思いますが、お金がどう流れているのか是非知りたいものです。