つくるためにはこわさなければならない
ずっと相談頂いていたのですがなかなか土地が決まらず、でも急きょ中古住宅が建ってますがそれを解体して買われる事に決まり、僕も急いで現地に行ったりもしましたが、閑静な住宅地の土地は不整形ですがなかなか良い環境の所です。また近く(というかかなり)に以前設計した住宅もあり愛着の有る場所です。
もちろんこれから張り切って設計に入るのですが、今建っている住宅に入らせて頂いたところ、築30数年のようですが、なかなか良い状態なのです。今のような(安ハリボテの)建材など余り見当たらずドアやその他の部材もきちんと職人がつくったようでした。
さすがにリフォームしてという可能性はないのですが、施主さんにせっかくだから解体前に一度ゆっくり見させて欲しいとお願いし、了解頂いてます。まだ使える状態なのに消え行く住宅から多少でも何か学んでおけば、それも供養にもなるかなと。。
10月中旬くらいでそんな機会を設けたいと思いますが、浜松の中区ですが、もしご希望の方がいれば多少なら大丈夫だと思いますのでいかがですか?生まれ育った家がこんな感じで見慣れている方も多いかもしれませんが、うちは実は鉄骨ALCの全然違う家だったので(^^;
また惜しいなあと感じる事で、今自分が設計させて頂いている住宅が数十年先に同じ状況になった時に少しでも残そうと努力してもらえるように、今出来る限りの事をしたいと思えると思います。
この業界、表向きはきれいな事言っていても、着工件数が減ってみんな生きてゆくのに必死ですから、より「売れれば良い」という傾向になっているように思うので数十年後どうなるのか心配です。
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もちろん人の思考は連続してしまうので、その問題への意識から書いた面は否めませんねw
広辞苑で「建築家」がどう定義されているのか読んだ事が無いので検索したら「建築物の設計・監理を職業とする人」と載っているようですが、間違いでないとしたらこれまた問題ですねえ。。それは建築士の事でしかないから、結局使われているから載せざるを得なかったけど結局建築士以上の意味付けはできてないという事でしょうか。。
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こんばんは、ご無沙汰してます。記事の住宅の件、興味ありです。10月半ばということでもし10/9,10にその機会があれば是非見せて頂きたいです。うちもS58築の木造住宅でほぼ30年になるので状態は近いんじゃないかと。でもうちは新耐震基準世代ですが、この住宅は旧耐震基準になるかな。
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僕もアーキテクトで良いと思います。建築家とは名乗りませんが英語ではI'm an architect. と言っても違和感がなく使ってしまってますw
そうそう、名乗りたがるというか、先日FBで知人が「安普請」って死語か?って書いていて、本当は安かろう悪かろうという側面は絶対否定できないのに、住宅産業側がそれじゃ売れないから、ローコストって聞こえの良い言葉を多発した結果、安普請って死語化したんじゃないかと、コメントしたのですが、それも同じ構図かもしれないですね。食ってゆくための「思考停止」ですかねえ。それが「卑しい」と思います。