2重らせんの2世帯

  • 2010.05.09
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枠や下地などの細かな仕事がだいぶ進んできました。
木の建具も多く、2世帯のため大きいですし、静岡市でSE工法という僕としては初めて使う工法でつくるので初めての施工者さんでもあり、なかなか大変な仕事ですが、若い監督さんもしっかり頑張ってくれているので安心もしてます。
この階段ホールにらせん状の階段が親世帯、子世帯ように、別々に二重らせんになって登ってゆき、踊場ごとに部屋が配置されているという、結構変わったプランです。
部屋を移動するには常にこの階段ホールを通り、親子世帯は行き来はできないけどこのホールではすぐ近くに接する、という言葉では伝わりにくいのですが。。
だからこそ、ここの階段のデザイン的な在り方というのはとても大切で、でも3階建で小さいお子さんも居るので安全面も考えると悩ましいところもあり、昨日も打合せでそんな話もしてきました。
またキッチンの収納などについて、細かく要望も頂いたのですが、やっぱり設計者としてまだまだ細かな配慮が足りていないと反省します。設計中は時間も足りない中でとりあえず見積に出せるようにバタバタしてしまうけれど、でもそのときにもっときちんと配慮をした図面を描いておかなければ結局後で施主さんを変に悩ませてしまったり、現場に変更の手間をかけてしまったりするものなので、自らをもっと戒めなければなあと。
甘い仕事をするくらいなら僕はこの仕事はキッパリ辞めますし、スタッフにもそんなつもりなら辞めろといつも言っています。まあ僕も人間だから自分に甘い面もあるので、不言実行出来る程人間で来てませんから、せめて有言実行くらいしようかというだけですが。
今日はよい天気。うちの現場もやっているようなので(雨だと休みだから)また寄って来ようかな。