長谷守保 建築計画

遠野物語/カムイ外伝


今日、読んで、見て、期せずして重なる事がありました。
つまり、歴史って基本的に良く言われるようにメインストリームと結果的になったものが描いているので、サブストリームというか少数派、特に身分的に下だとされるものの視点から描かれる事はまずないんだけど、実はしっかりとした足跡を、と言っても表面的には分かりにくい、残している,というような事です
遠野物語と山の人生は、「数千年来の常民の習慣、俗信、伝説には必ずや深い人間的意味があるはずである」という出発点から始まり、日本には実はいくつかの先住民がいて、それが結果山人となり、現在では絶滅していると思われるけれど、今の私たちの血に混ざって来たり、あと少数であるけれど山の中でしばらく前まではいき続きていて、それが例えば鬼、のような存在になり、様々に言い伝えられて現在の私たちにも大きな影響をしているので、もっと記録され研究されてゆかなければならない、という本で、カムイ外伝(余り見るタイプの映画ではなかったけれど)は、いわゆる被差別の出で、強くなるしか自由は得られないから何しろ強くなって、、という話で、つまりどちらも傍流であり、今は消えかけている?
でも、それらの傍流があったからこその今の主流であって、さらに、その傍流の存在こそ、ある意味虐げられてきたからこその生々しい生きるという意味を放って来て、それが主流に影で強く影響をしているのではなかったのかな、と思いますし、だからこそ、傍流の視点を知る事で始めて理解できる、生きる意味っていうのがあるのじゃないかなと思います。

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On 12月 1, 2013
by hase
in みるーよむーかんがえる

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