長谷守保 建築計画

色々。

この1週間ちょっとの間に色々ありました。
まず久しぶりに風邪を引いてしまい、少し油断してきちんと治さなかったからか少しひきずってしまいました。改めて強い身体の大切さを思いました。その間結構寝ている時間が多かったのですが、ここに移転時にベッドをGETAMAのものにしたのですが、普段はそれほど大きな違いは感じなくても長く寝ていると疲れたりするものですが以外とそんな事も無く良いベッドなのかなと思いました(一応他の家具同様ベッドも扱えますのでご希望あれば。笑)
次にFBで画像アップしたのですが車検の代車がCクラスでした(^^)。昨日返したのですがたまたま静岡市に行く予定があり高速にも乗りましたが、いやさすがに高級車で「快適」というそのものなのでしたが、どうも僕はあの高級な快適さに違和感を感じ(買えない?買わない?から)何故かと思ったところ、僕は車はもちろん早く移動するための手段ですが、ロケットのように複雑な機能がついていてでもすごく至れり尽くせりで運んでくれるものではなく、それこそ「馬」のように身体感覚として走っている感じを味わいたい部分があるのかもしれません。また、うちのガレージに置かれた彼はどうにも不似合いなのでした(^^)
そして台風。浜松上陸なんて記憶にないくらいですよね。木造住宅は特に、どこかに隙間が生じざるを得ない構造でもあり、とんでもない方向から風雨が吹くと水が入る事があり得ないとは言えないのですが、うちに関しては、木製窓の足下はどうしても風雨が吹き上げ易く、ほんの少し入ったくらいでした。あと、普段水がかかっていなかった木部に初めて雨がかかり、多少アクが出てそれが風で散らされて、少し外壁についたりしましたが、これも起こりうる事だとは思いますが、今後少し気をつけなければと思った所です。
昨日の台風一過後に、昨年建てた住宅へ伺う事に(春すぎの台風で少し雨が入ったようだったので)なっていて、すごいタイミングですが一昨日の台風の状況も生々しくお聞きしてきましたが、とても風が通る地域だったのもあり、窓周りの水の入り方がうちよりも多かったようです。今回の台風は今後もそうそう来る強さではないとは思いますが、今後更に慎重に設計をしなければと感じました。
設計をする時には様々な相手の気持ちになり、この話で言えば、風雨の気持ちになり、どうやって中に入ってやろうかと考えている彼(彼女?)らをいかに食い止めるか?という気持ちで詳細な設計をしなければいけないというのは常々考えている事です。
最後に、随分当初に設計させて頂いた住宅のご家族が、色々な状況や環境の変化で、中古住宅として手放しお引っ越しされる事になったと聞いて、少しお伺いしてお話をしてきましたが、あくまでまだお若いし前向きな決断という事で少しホッとはしました。そして、随分年数が経ったのにとてもとても大切に使って来て頂いたのもあり、とても気に入って購入して頂ける方が見つかったようです。当然年数に応じて評価は下がらざるを得ないのは当然としても、比較的良い査定をされたり、実際他にもとても前向きに購入検討をされた方もいたようで、やっぱり真面目に丁寧につくって置けば、こういう価値もあるんだな、と改めて感じ、そして使い続けて頂ける事を嬉しくも思いました。
この仕事をしていると、本当に色々と考えさせられますし時には辛く厳しい事もありますが、そんなこの仕事を誇らしく思います。

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2件のコメント

  • 2011-09-26 @ 3:53 PM
    Moriyasu_Hase

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    感覚を論理的に説明できるわけはないのでそうなっちゃうんでしょうかねえ。。なんとか工学とかでデザインされる程人間が疎外されるというか、前もこんな事書いたようなw

    返信
  • 2011-09-28 @ 9:15 AM
    Moriyasu_Hase

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    確かに自動車は間違っても利便性の結果としてこれだけ普及したわけじゃないんですよね。本当は決して合理的でも経済的でもないにもかかわらず散々道路というインフラをつくって来て今更自動車に頼るしかなくしてしまってから、今更地球温暖化(CO2が原因かは眉唾だと今更言えない)と騒いでいる感じですよね。
    出自が「感覚」なんだからやっぱり車は感覚を大事に守って欲しいものですよね。

    図面は、ある種の言語ですよね。確かに共有できるコミュニュケーション手段であるように見えて、でも論理のような普遍性に欠けていて、寧ろ感覚的な所がだいぶ残っているようで、僕はそこが言語なり図面の面白い所のようにも思います。

    返信

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On 9月 23, 2011
by hase
in みるーよむーかんがえる

2 Comments

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