長谷守保 建築計画

羽を伸ばして


南の島へ行って来ました(^o^)
本当に久々の海外で、昨年後半から仕事で日程がつくれずいたのですが、たまには仕事を忘れてリフレッシュしようと行ってきました。
いつも旅行とかでもついつい仕事、建築の事を考えてしまう性格なので、今回はせっかくなので少しでも日常から離れられるように、という事で離島の海の上に建つところに泊まり、食事と泳ぐ(実は昔熱帯魚好きで飼っていたので嬉しくて)以外はの〜んびり過ごしました。
ただ気候と自然環境が違うというだけより、もっともっと違うような、ゆったりとした時間と空気の流れ方というのは、出迎えてもてなしてくれた現地の皆さんの持つ雰囲気によるところがとても大きいように感じて、それはとりもなおさず、日本人がいかにあくせくと窮屈に生きているかという事だなあ〜と改めて思いました。
ここ数年の仕事の中で、自分のつくる建築の中にいかにそんなゆったりとした空気感をつくるかというのが一つの大きな目標だったように思いますが、その間に読んだり見たりしたものとは桁がひとつ違うようなゆったり感がとても気持ちよく、何か大切なものを感じられたように思います。
でも、そんな感じというのは、決して南の島でなければ感じられないものではなくって、ごく身近な事でも、さまざまな配慮をすれば得られるものだと思いますし、でもそれを最初から諦めすぎているのが今の日本人だと思いますが、「その感じ」というのは決して経済原理からは生まれてこないので、至って「文化的」なもので、昔から続いていた生活や風習の中に実は普通に存在していたものだと思います。
経済原理からは生まれて来ない、という事は、例えばいくら莫大なお金をかけて、この南の島と同じような環境を作ろうとしても、やはり何かその「質」が完全に満たされるような事はないだろういという事で、やっぱりその土地に合ったものでなければその質は達成できないんじゃないかと思いますし、日本では日本に合ったものにすべきだと思います。
と、いつもついつい難しく考えてしまい休めない性格なので、今回は本当に良いリフレッシュが出来ました。
まだちょっと旅行疲れがありますが、おかげでまた良い仕事でできてゆきそうな気がします。

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On 3月 24, 2009
by hase
in そのた

長谷守保建築計画

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