竣工写真ー内1

  • 2010.04.13
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引き続き内観です。
スキップフロアの中2階から2階のLDK方向を見た画像ですが、窓の外から外壁や2枚の軒が見えるあたりがスキップの楽しさを感じさせてくれます。またこの階段は家の中央にある事もあって、とても移動が楽でもあります。いつも本当は平屋にしたいと思いつつ、階段ができてしまったらその動きをいかに楽に楽しくするかをいつも考えています。
廊下もそうですが、ただ移動のためだけの場所にしないという事は、とても大切だと思っています。


次に2階のLDKですが、外部を気持ち良く感じられるように木製の大きな窓にして、屋根の構造を延長させることで、バルコニーと自然に連続してゆくようにしています。
工事中にも書いたように、正方形の屋根の中央に柱を立てず持たせ合う構造にしているため、より開放的で、かつ大きな屋根に包まれた感じが出せたかと思います。
空間には広がりも必要ですが、特に住宅の主空間にはある種の「まとまり」を感じさせる場所が欲しいと思っています。ルイスカーン的に言えば大きな木の下、のような。
そこにある場所性が感じられる事で、何か行為が生まれる、という。
そんなコンセプトを先行させて設計している訳じゃないけど、自分の中で振り返ってみればそんな意識でつくっていたなあ、といつもそんな感じです。
でも、写真というのはすごいですよね。僕の拙い腕でも、何かを上手に切り取って定着させてくれます。(もちろん実際の空間も良いですよ〜笑)