長谷守保 建築計画

浜松城公園長期整備構想


先日広報に(こそっと)載ってましたが「意見交換会」を開催するとの事で先日行って来ました。
先日、例の「セントラルパーク構想」が取り下げられたわけではないけどそう報道された事は書きましたが、その代わりにこの構想名となり、「歴史の継承・市民文化創造の杜」というテーマや基本方針はほとんど変わってもいないのに、何故か名前が代わり、小中一貫校、美術館、文化センター等施設の具体的な記述だけ(意図的に)抜いた形になったのと、それらは今後担当課が「熟度に応じて」進めていくそうなのですが、何故構想名が変わったり、施設については切り離して話を進めるかについては一切最初の説明にはありませんでした。
という事でそこはもちろん説明をしました。
名前が変わった事については、「浜松城公園」の方がやはり親しみがあるから、という妥当なようで、冷静に考えればそんなの最初から分かっていたじゃない?という説明で、何だかそれ以外の経緯については濁されて納得できる説明はありませんでしたし、もちろん(聞きませんでしたが)安藤案についても触れられませんでした。
またゾーニング図に「賑わいの場、文化活動の場」と、今駐車場になっているあたりに明記されているので、セントラルパーク構想の検討会では委員や市民からも美術館や新文化センターを建替える事自体や配置についても疑問が投げかけられていた中で、今後改めて市民が意見できる場はあるのですか?と質問したところ、「絶対とは言えない」というお返事でしたし、建てるのであれば、そのゾーニング図のあたりと考えているとの回答でもあったので、つまりは市民の意見を改めて聞いたりする事もなくそのゾーニング通りに美術館と新文化センターを建てるかもしれない。という事を言っている事にもなるわけですよね??
この一連のながれや、今回「意見交換会」という名で、最初に市側からいきなり、いきなりご意見も出ないでしょうから、皆さん公園を使われた事ありますか?使われた事が無い方に何故使った事が無いかお聞きしたい」としつこく振って来たのですが、つまりは難しい事は言わないで、聞かないで欲しいという意図が見え見えだと思うのは僕だけでしょうか?
入札指名願も出してないし、別に市に嫌われて今後一切市の仕事の設計なんて貰えなくても構わないから、まあこの件についてはネチネチとやるつもりです!と宣言しておきますw
と批判に終わってはいけないので。。
ただでさえ先が不透明な時代(民主党ー自民党というひとつをとっても)なのに、私たちの生活に、それも50年、100年をより良く使われ、大切に思われる、市のシンボル的な施設がどのように必要なのか?という事について、1、2年と言わずせめて5年くらいかけて、多少のお金もかけて、市民を巻込んでじっくり考えたって良いじゃないですか?
そこでかかる経費を多少多く見積ったところで、そんなプロセスでできる施設はその何倍,それ以上の価値を高める事ができる、と確信を持って言います。
だとしたらそうしない理由は??
ただ市長や、大社長、知事が何か早めに成果として残したいから?他に何かありますか?
あれば不勉強な僕に是非教えて欲しいです。
もちろん僕もそんな理想論を偉そうに振りかざせるような立派な人間ではありません。
でも、今後もずっとこの地に住み税金を納め、心豊かに生活してゆくためにはダメな事は変えてゆかなければならないし、専門的な事はその道の専門家が声をあげなければいけないのだと思います。
ただ残念ながら、建築設計者の属する団体は、業界団体的だったり、単なるサロン的だったりと本当に言うべき事が言えないようですし。

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On 12月 21, 2012
by hase
in 浜松のこと

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