長谷守保 建築計画

死とは


様々な偉人たちなどの死生観や宗教や文化上のそれ、そして臨終時の作法まで、幅広く「死」について併置されているのがちょいと面白かったです。
先日のtrsgrさんのコメントにもありましたが、私も、死への意識こそが人間を人間たらしめている唯一のものだと思いますが、これを読んでいて、逝く側と残される側、その両者の違いというのを考慮するともう少し様々なものが見えてくるように思いました。
言葉は悪いですが、逝く方は気楽なものですが、残される方が大変ですよね。遺体は放っておいたら大変な事になるし、権力者などが亡くなれば、適当に済ませる訳にはいかないし、だからこそ、それを分かっている人間は海に蒔いてくれ、とか思うんでしょうね。僕もそう思います。
実は一度死を意識した事があって、それ以来なのか、どうも死ぬ事って恐いとは思っていない節があります。もちろん死にたい訳では全然なくて、逆にそう思うから日々は満ちた気持ちのようにも。
ただやはり、死ぬ事で、今までの自分が居た場所にぽっかり穴を空けるわけで、それによって周囲に迷惑もかかるわけでして、設計のような継続的な、そして自分でなければできない仕事をしていると、やっぱり穴も大きいのかなと。
まだまだ働いてローン返さないといけませんし、心身ともに健康のようですので、ご心配なく(笑)
死を感じるというのは生を感じる事でもあり、その対比というのは、光と影だったり、動と静であったり、自然を感じる中でも共通するようなものを、最近、外の緑が日々変化し、風にそよぎ、陽を受ける姿を眺めながら感じています。

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On 12月 27, 2010
by hase
in みるーよむーかんがえる

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