木建具つきました

  • 2008.06.16
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中庭の木製建具がついたのですが、調整し、塗装をしてからガラスが付きます。
隠し框といって、建具の動く部分が室内側から隠れるようなつくり方にしているので、どこが動くのか良くわかりにくいかもしれませんが、幅2m弱、高さ2m強のペアガラスの建具ですので、大きいし施工はとても大変です。
こんなに大きい建具なのに、さりげなく動く存在しています。
建築の全ての部分は、すべてさりげなく存在すべきだと思います。
さりげなく、だけどきちんと、そしていつまでも、人が気持ちよく居られるような黒子としていて欲しいと思います。
例えば照明も、エアコンも、スイッチやコンセントなどの設備類は、存在が見えないのにきちんと機能していれば、それが一番だと思うし、同じように、窓や家具や、その他の内装なども、それぞれが無用に主張すべきではなく、さりげなくそれぞれの役目を果たして欲しい。
かといって、結果として無味乾燥な空間にならないためには、空間の持つ強さ、外部環境との良い関係性がなければいけませんし、その空間性を邪魔しないためにも、やはり、それぞれの部分はさりげなく在るべきなのです。
でも、そんな事をいろいろ考えて設計していると、やっぱり図面を描くのも、現場監理もとても大変になってきますが、空間のあり方は、設計の前半で概ね決まるとしたら、その後の苦労はほとんどが、それぞれの部分をいかにさりげなく、相応しく存在させるかのためにあると言えるかなと思います。
でも、今の世の中、ものがあふれ、次々に新しいものが出てきますが、それらに圧倒されて負けてしまってはせっかくの空間が乱れてしまいますので、それらのものに、いかに振り回されず、でもきちんと生活の中でも乱れずにいられるように努力しています。
でもばかりですが、でもでも、やっぱり住宅は難しく、奥が深く、大変で、でもやっぱりやりがいのある仕事ですね。