長谷守保建築計画

新建築7月


清水建設本社だそうです(とデカいビル嫌いだから冷たいw)
21年前に建てた本社は改修して賃貸ビルにするようですが、このエコの時代一流ゼネコン本社は最先端を行っていないといけないという事なんでしょう。解体して建替えた訳じゃないんだからと言われても、床余りの時代にまだ使える本社があるのに新築するというのは、いくらエコ最先端のビルと言えども建設に伴う地球への負荷を考えれば、どう考えてもエコではないですよね〜
続いてパレスホテル東京、丸の内永楽ビル、渋谷ヒカリエと掲載されてますが、それぞれ1140〜1590%という容積率で、やっぱりな〜というところですが、東京の、それも新しいビルはそりゃあ当面は埋まるでしょうけど、その裏でガラ空きになるビルや、東京が独り勝ちすることで、遠回りには地方の中小都市の中心市街地の没落が加速するんでしょうね。
でも日本って、自転車操業みたいな国というか、せっかく頑張ってつくっても、そのうち耐震基準のような基準やエコ技術のように強制までされなくても暗に強制されているようなものによって、改修や建替えをするしかなくなるし、また将来そうなるだろうとみんなどこかで分かっているから、今つくるものにそんなに思いを込めたり、本当に未来を考えたものにしなくてもいいだろって諦めが入ってしまっているし、国もそれを良しとしているようにしか思えないので、こういう建築というのは、良く出来ているかどうか以前に、出自を疑ってしまいます。
ところで、隈さんの「アオーレ長岡」って、、市庁舎なのにあんな軽薄でいいのかなあ。。実物はもっと軽薄なんだろうけど、まあ軽薄で選ばれたんだからそういう時代なのかな。。
神がいるとは思わないけれど、地球の美しさは神の存在を感じさせますよね。同じく建築もそんな神のような存在を古代から追い求めて来たように思うのですが、もうどうにでもなれーって感じに見えます。

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On 7月 6, 2012
by hase
in けんちくーよむ

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