新建築5月
九州行きの前に届いていたけれど見る間もなく、、見てみたら九州特集(震災があったからそう配慮したんだろうな)特に熊本大分が多く、見ていたらちょっと寄りたかったのに(T_T)と思いつつ、今回の旅行は時間が経過したものを見たかったのもあったからと自分を慰めました。笑
で、坂本一成さんの宇土市立網津小学校。
坂本さんは評価される方が結構いるのですが正直勉強不足でというか作品が好きでなかったのですが、これはとても良い建築だと思います。明晰さと複雑さ、両義的なものをうまく併せ持つというか。
一方で建設中だけど掲載されていたCAtの小学校はいつもですがフレームがとても強く、どうも子供たちを圧迫してしまうような感じがしまして、対比的にもこの網津小はとても子供たちの精神を伸びやかにしてくれそうに思います。
まあ構造的には結構無理してそうなのは見て取れますが。。
これもくまもとアートポリスの一環だそうで、同誌にも他にも掲載されているようにとてもうまく継続してきているようです。とうのは建築をつくる側の感想ですが、実際県民の目からだとどうなんだろ??という視点が必要だという意味で、やはりある程度使われて年数が経った建築をみるべきだと思っています。
また「東日本大震災」という特集に建築家などたちから言葉が捧げられているのですが、どうにも結局何を言いたいのか良く分らないものばかりでした。
我々って、実は建築物をつくる側だけど、震災復興からは実は遠い所にいるのではないか。
だからツイッターでもとりあえず建築やってるんだからボランティアいかなきゃ!みたいのが多いのですが、それは建築が専門である事とは関係がなく。
坂茂さん(だけ)は、建築家としてとても大きな尽力をされてきたしされていますが、多分建築家たちは、内心あれは建築家がやる事だとは思っていないだろうな、とうのが構図を象徴しているような。
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武将の視線の話、面白いですね。僕もそんな目つきで生活してみようかな。笑
>モダニズムが人間疎外
これはもちろん結果的にそういう批判も起こったという意味で使っただけでして。。
自由の翼を得て羽ばたいてみたけれどそのうち羽根がついているだけで飛べない鳥が増えたというか。。
坂さん、確かに西海岸、ゲーリーと連想してみると出自が理解できますね。
ではしばらく磯崎アトリエにいて何を思われたのでしょうか。。そこの生な話は聞いた事が無いですが興味ありますね。
また、自分の、今の建築状況の出自、というものを見直してみる事で視野が広がりそうですね。と視線の話に戻りました。