長谷守保 建築計画

新建築4月


3月は仕事に追われて仕事のことばかりでしたし、遅くまで働くわけはなくても精神的に疲れていて本を読んでも進まず、、という感じでしたが、4月になって気持も新たに、前向きに新しいプロジェクトを進めてゆけそうです。

表紙のは広島牛田教会+あやめ幼稚園とのことですが、建築的にどうこう、というより、このクスノキ、原爆に耐えて残ったものらしく、それを残したというか、このクスノキの存在感が表紙になったようなものだと感じるのですが、この少し無骨でコンクリートの設計だったから良かったけど、流行りの軽い設計では恐らく負けてしまっていたのでは、と思います。
設計云々より、やっぱり時間が経過する、というのは色々な意味で重たい事だし、建築はもっとそれを正面から引き受けなければならない、と改めて感じた次第です。
そういえば、設計事務所に勤め最初に担当して1年程現場に張り付いた作品にも確か3本かクスノキを残したなあ〜と施設名を検索してみたら、、ちょっと驚きの事になってました^^:
聞いてくれればお話しますが名前は伏せておきます。
さて、月評で青木淳さんの、先月号の東京国立近代美術館リニューアルについての評がとても重要に思いました。
このリニューアルは予算もなく諸部分の「チューニング」を行き渡らせた事が成功しているとして、そのチューニングの対極が「コンセプト」であり、「まず目的地を決める。すると、設計というのはその目的地に近づくための技術にすぎなくなる。コンセプトという言葉が出てくる時には、そいういう思考が背景にある。いかにきれいなコンセプトをつくるか、いかにきれいにコンセプトが見えるようにするか。そいういう考えにのみ込まれる時、建築はメディアに落ちる。」と。
青木さん、悩み続けてるなあ〜と尊敬しますが、他に悩み続けている方は?と考えてもなかなかいなくて、実は師匠の磯崎さんだったりしますが、やっぱし師弟ですかね。

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On 4月 2, 2015
by hase
in けんちくーよむ

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