長谷守保 建築計画

新建築4月


新建築社1階の改修設計を平田晃久さんがやった吉岡文庫育英会のライブラリー。
400mmの倍数となっている既存構造寸法を生かした家具システムをが身体と有機的にからまり合い、いきいきとしながらも知性を感じさせる世界を目指したとのことです。
でも改修はとても難しいですね。
やっぱり設計者の意図と、既存が何か衝突してしまった結果が何かチグハグに見える例しか思い浮かばない。青木淳さんなんかはそこはさすが、ある種改修もしていないような見せ方をしてたような。
もちろんスカルパとか、あちらのように建築を使い続ける事が当然の文化には次元の違う名作が有る事はご存知の通りですけど。
それより、磯崎さんの処女作にしてネオ・ダダの基地だった「新宿ホワイトハウス」での対談がありましたが、たまたま最近書いたように磯崎さんを読んでいたので、その時代が少し感じられて面白かった。まあ恐れる事も遠慮する事もないような、でもエネルギーだけが溢れていた時代というか。。
まだ社会の中に色んな「枠組み」がはっきりとしない時代だったというか、今は結局多様になったようで、所詮何かの枠組みに分類されてしまう程度というか。
あと、伊東豊雄事務所設立40年パーティが、恐ろしく豪華な!メンバーで開かれ、恐ろしく濃密だった様子がレポートされていて、最近伊東さんが私塾を開くとか、生まれた今治市にご自分のミュージアムが出来るとか、余り建築界では聞かない動きを不思議な気持ちで感じました。
多分何かのご自身の転機を感じられているのでしょうね。一流の人間には誰しもあるのでしょう。
無理矢理繋げるようですが、連休中に大分へ行き、せっかくなので数泊しながらレンタカーで熊本まで周り、磯崎建築、伊東さんの八代のミュージアムなど、久々に沢山建築を見て来ようかと思ってます。
そのためもあり、(するつもりは無かったけれど)とうとうスマートフォンに変わりました。笑

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1件のコメント

  • 2011-04-26 @ 4:49 PM
    Moriyasu_Hase

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    悪循環でしたら既にさらりと断ち切っておりますので。
    おかげさまで少し真面目に本を読まなければと感じてますのでむしろ好循環ですが、お手柔らかにというところです。笑

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On 4月 22, 2011
by hase
in けんちくーよむ

1 Comment

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