長谷守保 建築計画

戦後歴史の真実

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買ったまま放置してましたが、最近こちら系の本が続き、読む気がでましたので。ですが、確かに日本人なら読むべきです。

いわゆる「東京裁判史観」が日本人をダメにしたのだ、というのが一番大きな話だと思いますし、知ってはいましたが、改めてとても強く言われて目が覚めた感じです。

戦争って「勝てば官軍」じゃないですが、全ての罪は敗者に押し付けられる面がありますので、第一次大戦等を通して、勝者が勝手な事をしすぎないような国際法が存在していたにも関わらず、GHQというかアメリカは、それを破って東京裁判を行い、新憲法を押しつけ(ここは100%という事じゃないと思いますが)落とさなくても良かった原爆まで落として、日本をが属国のようになるように様々な事を表に裏に行ってきました。それはある種の洗脳のようでもあって、結果日本人はそのアメリカの行った、端から見ればとても信じられないような悪行をも、何故か好意的に受け止めて、それが今に続いてしまっている、という感じでしょうか。また、間違いなく当時は有色人種を蔑視していましたし、そんな中で頭角を現してきた日本をぶっ叩くために戦争に追い込み、敗戦後も、また調子に乗らないように手なずけた、という事なんだろうと思います。

そしてそれが日本人から愛国心を奪い、愛国心のない国で良い政治が行われるはずもなく、結果官僚が強い利権の元で暗躍する国になってしまい、それを変えようとする真摯な政治家たちは脚をすくわれてきたと嘆きつつ、でも中曽根さんは持ち上げて、彼が主張した「首相公選制」が実現すれば、つまり国民から直接信を得るわけですから、官僚に強く出られるのでは、とのことですが、確かにそうだなと思います。

そんな八方ふさがりのような状況での著者の提言の中に、「助け合う」とか「いたわり」の心というのがありますが、共感力、と言い換えても良いように思いますが、他者の身に成り代わって感じる事ができる能力というのは、人間に限らず動物も含め、生長するにあたってとても重要だと思っています。以前書いた事がある「ミラーニューロン」という、他者が何かをやっているのを見ると、自分がやっているかのように脳が反応し、それによって自ら行っていなくても自らが行ったかのような経験をできる、というか。。ちょっと話が飛躍しましたが、言い換えると、全てを我が事のように考える必要があると思います。どうせ国政なんて分からないし、投票行ったくらいじゃ何も変わらないし、という諦めが全てを悪くしてゆきますよね。

タイトルにあえて「わが愛する孫たちへ伝えたい」と切実なメッセージがありますが、この世代の方々いらっしゃるうちに、我々も彼らの思いを感じておかなければ、日本は更に沈んでゆくだけのように思います。全てが、とは言いませんが、我が国も、家族も、仲間も愛せない国民は自らも愛せないですし、みんなのために頑張ろうとも思えないでしょうから、やっぱり全体としての国が良くなる訳がありませんよね。

(いつものことですが)頭に残った部分を、勢いで書いてますので、まとまりもなく、恐らく間違いも多いかと思いますが、改めて考えてみるべきとても大切な事だと思いました。

 

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On 12月 5, 2016
by hase
in BLOG, みるーよむーかんがえる

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