長谷守保建築計画

建物が余る時代に向けて


昔のデータをゴソゴソやっていたら5年程前に出したコンペのパース画像を見付け、懐かしいなと。。
中心市街地のテナントビルの建替え計画でしたが、結局動かず最近更地になり当面は計画はないようです。(ご存知の方にはすぐバレますね)
この時はいかにまちに対し開きつつシンボル性のあるものにしようかと、屋外に広くてゆるいらせん階段とエレベータをセットにしてつくっています。建物ってある程度高くなると階段って避難用に義務が厳しくなりますがいかにも避難用って感じでエレベーターを使うことが前提のデザインになってしまっているケースが多いと思うのですが、各階を分断してしまうことになるので、歩きながら「見つける」という雰囲気をつくりたいな、と思いました。まあ昔話です^^;
それでも、繁華街の結構目立って大きな角地が更地のまま(もっと大きな問題が浜松にはありますけどね)というのも寂しいな、と発想を転換して木造平屋で簡易な仕様で設計できる範囲で留めることでコストを抑えればリスクも少なく回収も早く、解体も容易では、と思いつくままに作ってみました。

商業地域の容積率がもったいないって言おうが、現実は床は余っている訳ですから。
これを考えた理由はここに売り込もうとかじゃなくて、今後他にも建替えを要するものが出て来る時の1つの発想としてあり得るのではないかと思ってのことですが、もし共同化等で敷地を大きく計画が大きくできればスケールメリットもあるでしょうけれど、ある程度小さな敷地では木造で出来る範囲で検討するというのは時代にもあっているかな。(あなたが木造にしたいんでしょ?というのもアタリですが)
そんな単純な話ではないかと思いますが、可能性が少しでも広がって、生き生きと使われるまちになってくれればと願います。

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On 4月 23, 2012
by hase
in けんちくーしごと

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