長谷守保建築計画

大分の地鎮祭


大分の住宅も1年程かけてゆっくり設計をしていましたがとうとう着工となり、土曜に地鎮祭に行きましたがご存知の通り随分雨が降っていて、電車も遅れたりしましたが、当日は雨も多少大人しく、でもご覧の通り不思議な水上地鎮祭と相成りました。
もちろんこれから土を盛る(地盤改良もやります)のですが現況は地盤が低いままなので仕方ないのですが、朝は強い雨の中施工者さんたちには足場板でステージをつくってもらいました。
環境が雄大だから何となく美しいなあ〜と感心したりしてしまいましたが、もちろん本来宅地が水没するなんていうのは良い事などではなく、お陰で少し高めに土を盛りましょう、とみんなで合意もできたという意味では大雨も良かったな、なんて。
実は施工者さんとお会いするのが初めてだったのですが、私の設計の方針には共感頂けていたようで逆に教えて頂く事も会ったり、地域性の大きな違いをお聞きできたりと良かったのですが、基本的には設計者が直接施主から依頼され、それを工務店が施工するという、僕にとっても当たり前のスタイルがほとんど無い、というのは以前北陸の方からもお聞きしたりしましたが、都市部は別として、静岡や浜松はまだ恵まれているようですが、地方都市というのは概ねそんな感じのようです。
だからこの施工者さんもそうですが、本当は杉の床にして左官で塗って、が良いに決っていても仕事を取るためのコストダウンとかメンテナンスの理解が得にくく建材にせざるを得ない現状もあるようですが、そんな妥協は誰のためにも(ハウスメーカー、建材メーカーの儲けは別として)ならないから、やっぱり設計者が力をもって主導した方が良いと思うし、この仕事が何かその地域での良いきっかけになればいいのでどうぞPR下さい、と施工者さんにはお話もしておきました。
でも、いままでもそれなりに良い環境での設計もさせて頂いてきましたが、ここの雄大な、不動な感じというのは改めてすごいなって思いましたし、ここに設計させて頂いたものが、いかに立上がり、どう見えてくるか、というのはとても楽しみです。
と言っても片道5時間^^;
まあ誰にも邪魔されない、良い読書時間になりそうです。

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On 7月 17, 2012
by hase
in けんちくーしごと

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