長谷守保 建築計画

基礎ができてきました


道路面から敷地がかなり低いので、奥はコンクリートで箱をつくり道路面と合わせてガレージとアプローチ、手前は低い地面から普通に木造を立ち上げます。
まあ基礎はまだ分かりやすい形ですが、実はこの上の木構造が、スキップフロアだったり、いろいろ難しい所も多く、施工者と、構造設計者とで、プレカットの図面でいろいろ検討して、やっと落ち着き、今月後半には上棟になります。
木構造が現しの所もそれなりにあり、緊張感のある仕事ですが、そこがまた楽しいところです。
僕は基本的には、設計図をできるだけきちんと描いて、その通りつくればきちんとできるような設計を目指しているつもりではいますが、やっぱり、現場は大切だなと当たり前の事に改めて気づきます。
今日も、とある知人からの依頼で、雨漏りで困られている方の相談に乗ってきました。
築14年?くらい経つのですが、完成直後から、ずっと止まらず、至る所に漏れてきたそうです。
陸屋根で、複雑な形状の部分もあり、ぱっと見は悪い施工には見えませんが、やはり細部の施工に原因があったようです。と言っても、雨漏りって、原因がなかなかはっきりせず、だからこそ元の施工者もダマシダマシの補修しかできなかったんでしょうね。
そこのご主人も言われてましたが、もっとシンプルな形で、勾配屋根にしておけば良かったと。。
バタバタと建ててしまったけれど、建てる方がプロとしてそんな説明はしてくれなかったと。。
プロとして、そこはやはり説明責任をもっと果たすべきだと思います。
また、シンプルに、勾配屋根というのは、基本的には賛成ですが、もし複雑な形状や陸屋根が相応しいと思う場合は、それに見合ったきちんとした設計と施工をしなければならない、という事でしょうね。
僕は屋根は建物の一番の要としていろいろな意味で重視しているつもりではいますが、はやり身の引き締まる気持ちでした。

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On 8月 6, 2009
by hase
in けんちくーしごと

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