長谷守保 建築計画

冬の蛍


昨晩ちょっとした同窓会がありました。
実は浜松の「冬の蛍フェスタ」というイベントは、当初の2001年には、市民が主体的に考え、実行するイベントを目指し、浜松市の市民協働の走りでもあり、市民と行政が遅くまで議論を重ねてつくりあげたものでした。その市民の代表として「市民プロデューサー」と呼ばれる市民5人が居て、市民活動では実績のある方々が選ばれたのですが、何故か僕もちょっと若くて言いたい事を言っていたから選ばれてしまいました。(経緯を書き出すときりがない。。)
冬に「光」をテーマとしたイベント、という方向性だけ決まっていた中で、その5人でイルミネーションやイベント、屋台などと担当分けをしながら何を実施してゆくかを考え、そんな中で、日本一のツリーをつくろうという方向になり、僕の職業上、デザインを考えること(はめに?)なりました。
限られた予算の中でしたが、僕としては、大きいけれど、昼間に見ても美しいようなシンプルな骨をつくりたいと思い、親しい構造家(川口さん)にもボランティアで協力してもらってしまいました。
そして、そのシンプルな骨を生かすべく、電飾の担当者も今までの派手なものでなく、上品なイルミネーションを考えてくれました(3年目以降僕も関わらなくなってからは年々派手な感じになりましたが(^_^;)
そんなこんなでとても苦労をしたその5人は、その後もたまに同窓会と称して集まってきましたが、今の場所にツリーが立つのが今年限りということで、最後にその他尽力頂いた市民スタッフの皆さんを集めよう!という話になりました。
当時の市役所の担当局長(今ではすっかりお偉く。。)も駆けつけられ、久々にちょっと熱い議論になったりと、ちょっと昔を懐かしく思い出しました。
市民と行政に良い信頼関係がなければ協働なんて無駄でしかないというのが結局思った事です。
良い信頼関係をつくるには、お互いの立場を尊重し、お互いの責任を果たすことが必要ですが、広い意味での「メディア」がその信頼関係を必要以上に引き裂いているように思いますが、それがメディアの役割なんでしょうか??プロ意識というものが感じられない職業というのはつまらないな〜なんて思いました。
中心市街地活性化を目指した冬の蛍でしたが、まちなかは更に寂しくなりつつありますね。。皆さんも非人間的なSCなんかに行かず、まちなかを歩きましょう!

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On 12月 12, 2008
by hase
in そのた

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