長谷守保 建築計画

中野市長の舵取りに期待すること

と、ここに書いて伝わる訳がないけど、恐らく12年とか?長くされると思いますので思うところを。。


まず、高校の1つ上とのことで、僕らもそういう世代になったのだなあ〜と思う。
市長は、地方創生担当石破大臣秘書官をされていたり、政策でも「浜松からの地方創生」を一番に挙げられている。
① 地域活性―まちをもっと元気に―
② 産業振興―しごと・経済をもっと元気に―
③子育て・教育・くらし―ひとをもっと元気に―
それぞれの方向は良いとして、その「スタンス」が「石破流」なのかどうかが気になる。
たまに書いたことだけど、20年ほど前「浜松まちづくりセンター」ができセンター長として大和田さんが来られ、随分深く?お付き合いもさせて頂いて、勝手に学ばせて頂いたことは、まちづくり、とは、それまでの上か行政が物事を決めるやり方の限界を反省?して、市民が自発的に感じ、考え、動いて、身近なことを少しでも良くしようとするところから始まるべきものであること。だから、かけずり回って、話をじっくり聞いて、自発の「芽」を育てるようなものであるべきで、大和田さんはそれを体現されていたけど、行政側は結局そんな面倒なやり方に付き合ってられなくなって閉じてしまった。と僕は解釈しているけど、地方創生もそういうスタンスでなければ続かないのではないか?と思う。それに国がやっている少子化対策も同様に、金をばら撒けば良いと思ってんじゃない?って流れになっているように見えるけど、金が切れれば効果も切れるし、無駄ばかりが多いばら撒きになると思う。
そして「舵取り」と書いたけれど、建築設計という仕事は、市政と比べたらずっと小さなものだけど、ある方のご費用で、その方がより良く使えるような環境を実現するために、そのうち一部の費用を頂く代わりに、専門家として、その予算が少しでも良い結果を実現するために「正しい判断に導く」のが仕事だと思っていて、それは同じく「舵取り」だから、本質は変わらないと思っている。
市長に限らず、公金を貰われている行政の方や、民間だって、お金頂いている限りは、専門家として「後悔させない」仕事をしなければならないし、そのためにはきちんとした「説明責任」を果たすか、もしくは、「全て任せておけば、絶対後悔はさせない」と言い切れるような仕事をすべきだけど、後者はなかなかなできるものじゃないから、前者を尽くすべきなのだと思う。
そして、漢字の「街作り」はそれを怠ったために、使われないハコモノを量産したりしてしまった、という反省をよもや忘れてはいないですよね?と問いたい。子供の気持ちも知ろうとせずに、大人の頭で考えた学習教材を押し付けておいて、勉強ができないのは子供のせいだ、というようなものだが、浜松市の政策の派手な部分には、どうもそういう匂いしかしない。

石破さんに学ばれ、地方創生を第一に掲げられる市長にはきっと釈迦に説法だろう、と期待することにしよう。そして商工会議所やらは彼らの「大人の」理屈で注文をつけてくるだろうけど、ぜひ市民の声を感じるところから始めて頂きたい。

 

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On 5月 19, 2023
by hase
in BLOG, 浜松のこと

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