長谷守保 建築計画

上海へ1

日曜日から2泊3日で上海へ。以前「冬の蛍」を共に苦労した仲間(皆さん随分先輩方ですが)のお一人が上海でもお仕事をされていて以前から誘われていまして、現地ではほとんどずっと車で観光や食事も連れ回して(笑)頂きましたので、随分内容の濃い3日でした。

金融中心に有る森ビルの上からですが東京など比較にならない密度で高層マンションも恐ろしい密度で随分郊外にまで新しいものが建ち広がっています。だから人が多くそして人件費が安いからでしょうけれどお店には日本人にやたら声をかける売り子が多く辟易し、タクシーの安さには驚きました。でもお誘い頂いた方も今後の中国の位置づけの高さをを認識されているからこそなのですが、頭では分かっていても今回行ってみてやっぱりこの恐ろしいエネルギーがまだ見えない所にも充満している様をみて認識を新たにしました。

森ビル見上げですが今は上海1番の高さ(100階500m近い!)ですが隣に工事中のビルに数年後には抜かれるそうです。地震のある日本は東京でもだいたい高さは半分なのでスケール感が違いますね。

磯崎さん設計のヒマラヤホテル。他にも外国の建築家設計のものをいくつか見ましたが施工は思ったより(苦労の結果でしょうが)コントロールされていましたがやっぱり設計自体も大味なものが多く、でもこの建築も中国にあればこそですが良かったです。磯さんの設計は大陸向けなんじゃないか(グランシップなどもw)

屠殺場を改修して商業施設にしたという老場坊。とても沢山の家畜をとても衛生的に効率的にそして動物たちが少しでもおびえたりしないように設計されているようで、人間が上下できる細い階段が至る所にあって独特の空間になっていて、またかなり丁寧につくられているもあって評価も高く残されたようです。結果的に巨木に空いた穴に動物が自由に住んでいるような不思議で魅力的な場所になっていました。
しかし車が多く歩行者用信号もほとんどなく車と人間とバイクと自転車が入り乱れながらでもギリギリぶつかりもせず(クラクション鳴らしまくり)行きかう姿はとても印象的な都市のひとつの姿であって、今の日本を相対化させるにはとても良い経験をしてきました。

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On 10月 26, 2011
by hase
in けんちくーみる

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