設計スタッフ募集について
※12/4。下記の募集は終了しました。※
来年度も募集はあるかも知れませんし、オープンデスク、インターンは受付けております。
<募集要項>
小さくても、大切に思える、未来に誇れる、そんな仕事を、一緒に楽しく頑張っていただける方。
9時〜18時ですが、昔と違って遅くまで残業したりはしません。
日・祝、年末年始、夏季休暇。住宅設計が主なため土曜営業ですが、毎月有給休暇にて勤務時間の調整をします。
月給18万〜(能力、経験など考慮致します)。毎年昇給、残業手当、資格手当あり。
そのほか、具体的には気軽にお問い合わせください。
以下、当初書いた文章です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
標題の通りなのですが、話は飛ぶようで飛びませんが例のウィルスで世間は大混乱のようですね。
プロ野球など無観客試合をしているようですが、選手たちは観客のありがたさを身にしみて、きっと今後の前向きな力に変わるんだろうな、なんて思いましたが、つまり何か自分たちの普段を見直す機会だ、と捉えてみる必要があるように思います。それにこれは決して天災ではないですから。
僕が思ったのは、なんで世の中こんなに、世界の遠くを頼りにしないと成り立たなくなってしまったのか?そこを強く見つめ直す機会であるべきだということです。
そして自分の仕事にも関連してしばらく前から思っているのは、私たちが消費者として払ったお金のうち、どれだけの部分が、実際それを作っている人に届いているのか?今の世の中それがすごく小さくなって、代わりにそれを扱う人が幅を利かせて儲けて、実際作っている人はギリギリの生活をして、だから、もっと良いものを作ろうなんて思えないので、便利な新商品は世の中に溢れても、「本当に良いモノ」は生み出されない世の中になってしまっている。でもそれで良いのか?と。
一方で僕の仕事では、施主さんが払う工事費のうち、かなり高い割合が、モノとしての良い家を作るために日々頑張っている人たちに支払われるし、特に多く使われる木材は地場産だし、既製品や樹脂製品は極力使わないので、海外はるばる届くものの割合はかなり低い。そして、だからなかなか細かくてめんどくさくて、要求レベルの高い仕事を、楽しんでやっていただける職人さんや監督さんもついてきてくれる(と勝手に思ってます)
そしてこういうものづくりのあり方が、国の足腰の強さであり、今回のようなケースや、リーマンショックや、そんな時にすぐに大きな影響を受けてしまわないし、身の回りに質の高いモノや食物が溢れ、心身共に健全な生活を送ることができる唯一の方法なんじゃないか、と思っています。
そして回りくどくなりましたが、この建築設計、特に住宅を設計させていただくという仕事は、それを実現できる、そして生涯をかけることができる、本当に(大変だけど)良い仕事だと日々感じています。
僕は流行りの建築家ではありませんが、学生の頃から雑誌を賑わせる流行りの建築にはずっと理解ができず、自分なりにずっと考えながら地道に作ってきて、事務所設立して20年になりますが、やっと自分なりに建築における大切なことが分かってきたように思っています。だから流行りの建築にどうも違和感があるけど、建築をもっと追求して行きたいという方には合うかもしれませんし、僕は聞かれないのにペラペラ話すのは嫌いですが、聞いてくれるなら、伝えたいと思っていることは山のようにありますし、一緒に仕事をするスタッフにも大きく成長してほしいと願っています。