オスカーニューマイヤー

  • 2009.01.16
  • BLOG


100歳にして現役建築家、すごい!年齢がすごいのでなはく、この年齢なのにまだまだ先を見て、先を求めているのが何よりすごい!
僕は、歳をとる程に謙虚になるような生き方がとても好きで、裏返すと昔の自分の仕事を自慢し、今は新しい仕事を試みようとしないような生き方は嫌いですが、そんな意味でとても尊敬に値する大先輩です。
年齢的に、モダニズム華やかな頃建築を始め、コルビュジェのアトリエにも居たそうで、確かにそんな匂いが漂ってはいます。でもなんだかブラジルというラテンアメリカのなせる技なのか、独特の楽天的なというと軽い感じに聞こえますが、生きる喜びを感じながら仕事をしているような所が、根本的にデザインに現れているのが大きな違いのように感じます。
国家的なプロジェクトを多く手がけたという意味でも、そして年齢的にも丹下健三さんと近いのですが、丹下さんの建築に漂うのは、厳しさや緊張感で、美しいんだけど、生きる喜びみたいなものは感じられず、結果としては愛される建築にはなっていないし、壊されてしまったものもあります。
丹下さんに限らず近代以降の日本の建築家に共通する部分なんだと思いますが、これは大きな問題かと。。
そんな生きる喜びみたいなのが感じられるのは、SANAAの建築かなって思いますが、そう言えば先月の新建築かな、妹島さんと西沢さんがニューマイヤーにインタビューしていたのは、何か感じるものがあったんだろうかな、と思い出しました。
建築を設計する上で、もちろん説明も理屈も必要ですが、建築ができてしまえば理屈は不要なんだけど、なんだか理屈しか感じられない建築が多いですよね。
健康に生きて、100歳まで仕事しなきゃ(^o^)なんて