長谷守保建築計画

できてきました


外壁の下地モルタルが塗られ、木製窓も付いてますが、ガラス部分に今は合板が入れてあるので、不思議な見え方です。それが雨戸みたいにも見え、下地モルタルがレトロな感じというか、懐かしい感じに見えています。もちろん仕上がればそんなデザインではないのですが。(笑)
現場に行くというのはもちろん図面通りの品質と形が出来ているかを確認する「監理」なのですが、どの現場にも少しづつ新しい試みをしているので、それが出来てくるのを見に行く、というのが楽しみというかちょっとドキドキする所でもあります。
裏を返すとそんな新しい試みをしなければ楽しみも半減し、ほどほどのレベルの仕事で満足してしまいそうだし、でもそんな仕事は決してしたくないので、大変だけど常に試みられる事を探さなければならないのです。もちろん目新しい事をしたい訳ではなく、逆に僕の場合は、昔は当然のようにそうだったのに、何故今の常識ではそれが行われないんだろう?じゃあそれを試してみよう。という事が多いのですが。。そしてもちろんデザイン的にもより洗練させながらです。
建築の世界では洗練/Sophisticationという言葉は大切な言葉なのですが、今調べて知ったのは「詭弁を弄する」という意味も持つようで、ちょっとショックを受けました。
確かに洗練というのは、生きる為には不要な事なのかもしれないし、それを不要と思う人間から言えば小賢しい事なのかもしれないので、同じ言葉なのかもしれません。
政治家の言葉も全て詭弁だと言えばそれっきりかもしれないけれど、言葉なしには世の中は動かないし、であれば詭弁であろうとより良い言葉を発するべきだ。
同じように、僕らも形をつくるのであれば、洗練されていないものより洗練を求めるべきだと信じます。
でも、建築設計の世界にも本当に様々な価値観、スタンスがあるのです。たまに自分のスタンスが良くわからなくなったりするのですが、でも自分が良いと素直に思える事をやるしかないというのが今のところの結論です。が、、それに縛られ続けるつもりはなく、もっと考え続けたいとは思っています。

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On 2月 25, 2010
by hase
in けんちくーしごと

長谷守保建築計画

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