長谷守保建築計画

その男、凶暴につき


北野映画も結構作られましたが、一番何か気になっていたのに見ていなくて、今更ながらに。。
「凶暴性」というのは実は人間の本質的なものじゃないかと思います。
一方他の動物は、決して「凶暴」とは言えない(猛獣は凶暴だと言われるけど)し、それぞれの動物の本能に基づいて、襲いかかる事はあっても、それは生きる為に必要な事で、凶暴とは言わないと思う。
一方、人間は、生きる為に必要でないけれど、何かを破壊したいという変な欲求をどこかに持っていてい、それが「凶暴」という形で現れる事があるけど、それは別に動物の本能的なものじゃないですね。
僕は、基本的には、人間は本能が壊れた唯一の動物だという考えでして、本能というのは、本来その個体、もしくはその子孫が生きるため、という前提での判断能力なのだと思いますが、人間にはそれが無い、という事です。
だからこそ、そんな凶暴性を抑え、そして子孫を残すために、様々な社会的な規範、道徳、制度、などというものを作り上げて、ようやっと人類として生き残ってきているんだと思います。
裏を返すと、それらの規範や道徳などがなければ、人間という存在はとても危なっかしい、何をするか分からない存在なんだと思います。
と、持論はそんなところとしても、この映画には、そんな人間性が描かれているように、僕は感じました。
ビートたけしさんは、もともととても好きでして、良くわからないけど、中学生の時に友人に似てると言われたりしました(本当かよ??)
今のテレビに出ている姿を見ると、もうリタイアして悠々自適な感じになられたら、と思うんだけど。。でもこの映画の頃の存在感は、やっぱり僕の好きなタケちゃんですね〜。
やっぱり天才なのかな。人間の本質的な所を、何か見抜いているからこその結果だと感じました。

共有:

  • 共有
  • Tweet
  • メールアドレス

Cancel Reply

*
*

On 10月 23, 2009
by hase
in そのた

長谷守保建築計画

〒432-8014
静岡県浜松市中区鹿谷町12-2
TEL : 053-482-7320
hasem@hase-a.com

ご依頼と設計料

長谷守保建築計画にご依頼を検討されている方へ、業務フローおよび設計料をこちらに記載しておりますのでご覧ください。

⇒ ご依頼と設計料について

Content

  • HOME
  • PROFILE
  • WORKS
  • POLICY
  • FURNITURE
  • NEWS & BLOG
  • CONTACT

Menu

  • BLOG (1,211)
    • けんちくーかんがえる (51)
    • けんちくーしごと (455)
    • けんちくーみる (55)
    • けんちくーよむ (200)
    • そのた (32)
    • ひとって? (78)
    • みるーよむーかんがえる (252)
    • イベント (40)
    • プロフィール (1)
    • 住まいをつくるとは (17)
    • 家具とデザイン (15)
    • 浜松のこと (60)
  • NEWS (4)
  • 未分類 (27)

Archive

Posts

  • 人新世の資本論 2021-01-09
  • 新年/加賀〜金沢へ 2021-01-08
  • 竣工写真/磐田の平家 2020-12-29
  • 竣工写真/コンクリートの家 2020-12-21
  • 磐田の平家12/26オープンハウス 2020-12-17
  • HOME
  • PROFILE
  • WORKS
  • POLICY
  • FURNITURE
  • NEWS & BLOG
  • CONTACT

© Copyright 2015 長谷守保建築計画

loading キャンセル
投稿を送信できませんでした。メールアドレスを確認してください。
メール送信チェックに失敗しました。もう一度お試しください。
このブログではメールでの投稿共有はできません。