こちらも大詰め
こちらも来月中旬にはオープンハウス+引渡です。
以前にも5間角平屋をつくりましたが、似ているようで結構違うのです(分かりませんか?)
内部の放射状の垂木の仕上りはまたのお楽しみとして、足場が外れているので外観でも。
前回もでしたが、「カワイイ」という言葉が聞かれました。
確かにこじんまりとして、方形(正方形の)屋根であることで、その言葉が感じられる面は確かにあるけれど、2年程前か、新建築にもカワイイ建築が取り上げられていて、それを思うと聞き流していてはいけないなと思いました。
その内容は、最近急激に建築女子学生が増えつつ、それまでの建築というのは、何故その形にしたのかというのが明確に応答できなければいけないような環境だったけれど、最近の学生は、私がそうしたかったから、とサラっと答えるという。そんな言葉に重みが無くなった中での「カワイイ」という評価軸だという。
そして次号で原広司さんがそれを引き合いに出しつつ、乱暴にまとめると「人間的空間は言語によって記述できない(メルロ=ポンティ)」と言っても理念や戦略がなくても良いという事ではなく、アウトプットがカワイイ感じで似ていたからと言って本質的に異なる、というような事を書かれました。
そんな意味で、僕の設計したものがカワイイと見える事は結果であっても、過程としての理念と戦略が十分に尽くされていたのか??と自問自答を続ける事。というのがオチです。笑
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ポストモダン初期や脱構築初期に窓やボリューム単体を見ると案外「直方体」だったり「正方形」だったりのプラトニックなボキャブラリーが使われていることが多かったと思い出します。
つまり「それくらいまでしか使えない」ところが一種の抑制(ほんとは戦略があるのに後退しているように一見見える)のような効果を見せ。その分ほかの部分で試行が行われているのでディテールの無理が少なくシンプルに感じる+そのわりにバランスがすこしふしぎな感じに=かわいい印象。になるのかも知れないなと考えていました。
しかしそれでも「理念や戦略」と言うものはそれぞれの事例で違うことが多いわけですから一概に「こうするとカワイイ」とは断言できないのではないかと。
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申し訳ありませんm(__)m
実は明日、親戚の結婚式でして。
いずれ、かならず。
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明日は残念です。こじんまりとやりますが、他の方も、急きょご参加も歓迎ですので!
僕の中で「不器用」より「器用」の方が嫌いなので大丈夫です。笑
ちょっとつぶやきましたが、客観を目指すロジックがモダンでカッコ良く、主観(その場所、建築家だからアリみたいな)ものがカワイく見える傾向があるのかなと。自由が感じられるから見る方も気楽なんでしょうね。
だから理詰めのものは冷たく、重苦しく、ちょっと敬遠される傾向があるので、余り難しい事ばかり書いていると敬遠されちゃうよなあーと葛藤したりもします。ので、時折カワイさも見せつつがんばることにします。笑