RAY/DVD

  • 2008.07.27
  • BLOG


ソウルミュージックの神様、レイチャールズの生涯を描いた映画です。
どうも、芸術家や音楽家などの生涯を描く映画をついつい借りてしまって、、もちろん建築もそうなのですが、その作品と、生き様にはもちろん深い深い関係があるわけで、だから、見終わると残された作品に対する見方がまた変わってくるものです。
貧しいながらもとても強く優しい母に育てられ、幼い頃に弟を少し自分の責もあり亡くし、そして自分は視力を失い、、そんな生まれ育ちが最期まで深く無意識を支配し続けます。
でも視力を失ったことによって、音楽という道でとても才能を開かせた。
辛い生まれ育ちだけどでも良かったじゃん、なんていう一義的な話ではありませんが、人間が背負うものが、彼、彼女の人生にとても大きな影響を与えますし、五感の何かを失ったりして、残された感覚で芸術的に大成したという話は他にもありますが、大きくものを見れば、五体満足でいることで見えなくなってしまう事に気づかせてくれる事でもあります。
僕も建築をやっていながら、どうやったらもっと良い建築に対する感性を研ぎすます事ができるだろうか、なんていつも考えています。
でも、どうも建築の場合は視力がないとちょっと難しいですし、他の感覚が無くなってもどうも違うようです。
ただ言えるのは、他の芸術でもそうかもしれませんが、近代以降の人間は、視覚中心になりすぎているので、もう少し視覚以外の感覚や、それらをつなぎ合わせる感覚というものをもっと大切にしなければダメだなあって思います。
でも、単純に、面白い映画でしたよ。