Augst Rush/奇跡のシンフォニー

  • 2009.02.24
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DVDで観ましたが良い、泣ける映画でした。
「音楽」が、ひととひとをつなぎ、そして生き別れた親子が、「音楽」への感性で再会するというストーリーでしたが、「眼に見えない」力というのが、人間を超えた所にあることを信じ、感じ、行動する!ということがいかに大切かという事を思いました。
どんな民族や文化にも、音楽というものが(芸術もそうですが)ありますが、何故だろうか?と考えると、人間という(不安定な)存在を安定させてくれる何かがあるからなんだと思います。
映画の中では「宇宙」は「ハーモニー」なんて言葉で表現されていましたし、主人公の音楽の天才少年も常に、いろいろな音から何かを感じていましたが、ちっぽけな「個人」なんてものを超えるものから何かを感じるという事が、時代を超えて人類を共感させるような力を持っているんだなって思いました。そして、建築も本来はそうあったし、そうあるべきものが、今は経済のおもちゃになってしまっているのは、とても悲しい事だとも思いました。
一方で、「おくりびと」がすごいですね。邦画はつい敬遠してしまってきましたが、気になっていただけに観ておけば良かったな〜〜と思いました。
たまたまさっきNステでFタチさんが下らないコメントをしていて、やっぱり浅いひとだなあって思いましたが(他人の批判はすべきではないですが、メディアは公人であり批判を受けるべきなので、敢えて)、生と死はコインの裏表で、本当の生をみつめるためには、死をみつめなければいけないと思うし、自分の生に固執してはいけないように思います。
また世の熱が冷めた頃にでも観てみたいなと思います。