評決

  • 2010.11.21
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引越から2ヶ月も経ちますが、それ以来のDVD。1982年、ポールニューマン迫真の演技の弁護士ものです。どうもシリアスものとかついつい観てしまいます。
落ちぶれかけた弁護士が、相手からの示談を蹴って、正義と自分の為に、相手側の一流かつ狡猾な弁護士と戦うという、何だかありがちなストーリーですが、やっぱり役者も含めとても良く出来ていましした。この仕事を斡旋した先輩であり仲間の弁護士から、裁判の風向きがとても悪くなった時に、諦めて次の仕事に向けろ、というような事を言われたときに「No other cases,this is only the case」だったかなあ、もちろん依頼者にとってはこれっきり、そして今の自分にもこの仕事は背水だっていうようなとても強いセリフがとても印象的でしたが、どんな職業でもそんな気持ちで毎日を過ごすべきだと思いますよね。
そんな当然のような事を言わなければならないのは裏を返すと、仕事がただ生活の為のお金を稼ぐ手段に成り下がってしまっているからでしかありません。
大人がそんな気持ちでしかいないから、子供はあなたたちを尊敬できないのじゃないのですか??
この映画の中でも、弱者が強者に対して何か諦めてしまった結果、正義というものを信じられなくなるというようなセリフがありましたが、この世の中、確かに諦念が蔓延しているように思います。
まあいつもながらに、そんな偉そうな事言える人間だとは思っていませんが、こんな事言うヤツも多少は必要かと。
良かったらツタヤで借りてみてください。良かったですよー