竣工写真−外

  • 2011.11.25
  • BLOG


引き続き外観ですが、内観が先だった理由は日曜曇りだったので今日撮り直して来たからでして。。やっぱり日曜のと比べると全く違う印象でお天道様wというのはすごいなあと改めて思ったのでした。
北道路側からですが、中途半端な窓は住宅らしく感じさせてしまうので(何が悪い?と思われる方は以前のブログを片っ端からお読み下さいね)やめたのと、スキップフロアの変則階高なのもあり、ちょっと不思議なプロポーションになったと思います。舗装も何しろあっさりさせているので要素はとても少ない所謂ミニマルな面もあれば、やっぱり塗壁、杉、アプローチも御影石だったりという素材感のためか僕としては冷たくなりすぎない優しさを保てていると思っています。言い方を変えると素材感まで否定したミニマルデザインはどこかスケール感がなく(模型の拡大みたいに)どうも生身の人間を拒絶しているように、僕は感じ、そうならないようにしたいと思っています。

高い擁壁の上にあるのでとても目立ちますが、正方形の整った外形で僕なりに端正につくっているつもりなので、嫌な威圧感は決してないと、思います。また今は落葉の葉が落ちてますが、木が育ち緑が覆ってくれれば更に落着いていながらも良い存在感をもってくれるのではないかと思います。
[
うちもそうですが、高い所の更に2階リビングで屋根構造が見えていると見上げて良く見えます。日曜も通りすがりの方が「天井がないねえ」とつぶやいていましたが、やっぱり珍しいんでしょうね。
ただ、日本の昔の民家や大仏様のように天井の無いものは、もっと架構/骨組が力強く見えていて、でも僕はそこまでの強いものを見せたくて天井を張らないわけでなく、現代風民家みたいに今流行っているような素朴に構造が出ているような、あんなものも嫌いなので、構造を見せるにせよ整然と、太くなりすぎず、重くなりすぎず、天井を張ると大きな空間は少し物足りないのでそれを補う程度の存在感、というくらいでやっているつもりです。
今日他でもちょっと書いたのですが、晴れ、と「ハレ」多分語源はつながっているはずだと思いますが、やっぱり心を「晴れ」やかにしてくれる特別な力がありますね。おまけでした。