浜松市の区の再編/市長コラム

  • 2018.07.06
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「例えば2区にした場合には、主に人件費で10億円を削減できます」なるほど!とは思ってる場合じゃないように思いますw

つまり役所には形式上の無駄が宿命的にあるから、組織?の数を減らすしか仕方がないのです。と言っているのと同じに聞こえますが、いやいや、その宿命的と思い込んでいる「無駄」が起きないような努力を尽くして来られたのか?と問いたい。

「柔軟で効率的な組織運営」それは結構なことですが、それには当事者が「柔軟で効率的」が本当に必要と自覚して業務に向き合わなければ実現しないと思いますが、一方で我々民間企業は、自然淘汰の中で、必然的に「柔軟で効率的」であることに自覚的にならざるを得ないと思いますが、その意識をお持ちになるところから始めてください、と言いたいわけですが、ただ、まずその大前提となるのは、「市」(国でも県でも同じですが)の存在意義、役割とは?ということの共有がされていて、それに対する「柔軟で効率的」である必要がある、ということだと思います。

「住民サービス」がその役割でしょうか?サービスは単なる手段であって目的ではないけど、今まであったサービスがなくなれば、それが本質的でないものでも文句を言う市民が多くいるのも問題だとは思うけど、まずはそのサービスの「質」つまりそれが本当に市の存在意義に関わることなのかどうか、から見直しをされたらいかがか?と思いますが、任期内の、目に見える実績がお大事だとおっしゃるなら、どうぞ無理やりお進めになられたらよろしいかと思いますが、首長って、その自治体にもっと愛情を持って務めるべきものじゃあないんでしょうかねえ??